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二十四節気について

大暑とは何か 最も暑い季節をできるだけわかりやすく解説

2025/01/15

 

夏の二十四節気を振り返ってみると、立夏から小満、芒種、夏至、小暑と進んだ先に待ち受けるのが「大暑(たいしょ)」です。

文字通り、一年のうちで最も暑さが厳しくなる時期とされ、日本各地で猛暑日が増え、蝉の声があちこちで響くようになるでしょう。

私はこの大暑のころになると、朝起きた瞬間から「今日はどれだけ暑くなるんだろう」と覚悟を決めるものの、やっぱり日中の陽射しには驚かされますね。

ここでは、大暑の語源や太陽黄経との関わり、気候変化や七十二候、さらに関連する行事や食べ物、暮らしの知恵などを、できるだけわかりやすくまとめてみました。

暑さに負けずに乗り切るためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

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大暑とは何か

 

大暑は、二十四節気のうち七月二十三日前後を目安に始まる節気です。

名前の通り「大いに暑い」と書くように、暦上で最も暑さが厳しい時期を示します。

日本の場合、ちょうど梅雨明けが重なる年も多く、強い日差しが降り注いで気温がぐんと上昇し、気象庁が「猛暑日」と呼ぶ三五度以上の日も増えてくるのがこのころ。

私も「小暑を過ぎて、さらに暑くなったらもう大暑なんだな」と実感します。

太陽黄経でいえば一二〇度にあたる位置で、立夏(四十五度)から小満(六十度)、芒種(七十五度)、夏至(九十度)、小暑(一〇五度)と進んできた中で最も暑いフェーズへ突入した形。

ただし、暦のとおりに気候が動くわけではないので、年によってはすでに猛暑のピークを迎えていたり、まだ梅雨が残っていたりとズレもありますが、「いよいよ真夏」という意識を持つには十分な節目と言えます。

 

この節気に起こる気候の変化

 

大暑を迎えると、気温三〇度超えは当たり前、場所によっては三五度超えの猛暑日が何日も続くことも珍しくありません。

私などは外に出るだけで汗が噴き出すので、水分補給をこまめにしないと危ないと感じるほど。

空模様も晴れの日が多い一方で、入道雲がもくもくと立ち上がり、午後になると局地的な雷雨やゲリラ豪雨が起きることもある時期です。

台風が接近しやすい季節でもあり、海や川でのレジャーを計画する際には天気予報や台風情報が欠かせません。

農作物の面では、稲がどんどん育ち、夏野菜は最盛期を迎えているでしょう。

トマトやキュウリ、ナスなどが次々と収穫できる一方で、水不足や害虫の被害、台風への警戒など、管理が大変になるのも大暑前後の時期だといえます。

七十二候との関係

 

二十四節気をさらに五日ずつ三つに分けた七十二候では、大暑に属する三つの候も「夏の最盛期」を感じさせるものがそろっています。

以下に代表的なものを挙げてみましょう。

 

1.桐始結花(きり はじめて はなを むすぶ)
桐の木が花を結び始めるころ。
桐材は家具やタンスに使われることで知られており、この時期には木自体がしっかりと生育していく感じがイメージできます。

2.土潤溽暑(つち うるおうて じょくしょ)
大地が湿り、蒸し暑さが増す様子を示す候。
梅雨が明けている地域でも、湿度が高いと土がじっとりするため、まさに「日本の夏」らしい蒸し暑さを象徴する表現ですね。

3.大雨時行(たいう ときに おこなわる)
時として大雨が降ることを指し、まさにゲリラ豪雨のようなイメージが重なります。
急に天候が変わり、激しい雨が短時間で降るという夏特有の気候現象をとらえているわけです。

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関連する行事や食べ物暮らしの知恵など

 

大暑の時期は、夏休み真っ盛りということもあり、祭りや花火大会、海水浴など、夏ならではのイベントがあちこちで開催されます。

私も毎年このころになると、「今年はどの花火大会に行こうかな」とか、「海かプールでひと泳ぎしようかな」と考えて、ウキウキ感と同時に暑さとの闘いを覚悟します。

食べ物としては、夏バテ対策を意識した冷やし中華やそうめんなどが美味しく、スイカやメロンといった旬の果物が出そろう時期でもあります。

漬物や塩分補給のための梅干しなど、暑さに負けないための工夫が料理に反映されるのが日本の夏の面白いところですよね。

暮らしの中では、エアコンの使用が本格化し、熱中症対策が必須になるでしょう。

適度にエアコンを使いつつ、外出時には帽子や日傘、水分補給などを徹底することで、炎天下のダメージを減らすのがポイント。

農家の場合、稲や作物が生長ピークを迎えるため、台風の動向に注意しながら田畑の管理を続ける大変な時期ともいえます。

 

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春の二十四節気総論

 

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まとめ

 

大暑は、暦のうえで「一年で最も暑い」時期を示す二十四節気。

七月二十三日前後に始まり、太陽黄経一二〇度という定義に基づいています。

小暑からさらに気温が上昇し、名実ともに猛暑と戦う季節と言えるでしょう。

七十二候には桐始結花、土潤溽暑、大雨時行など、蒸し暑さや突然の豪雨を想起させる言葉が並んでおり、夏の天候を的確に捉えているところが面白いです。

暮らしの中では、夏祭りや花火大会、海やプールでの遊びなど、夏ならではの楽しみが最高潮に達する一方、熱中症や台風対策が欠かせません。

私もこの頃になると、朝早くからセミが大合唱していて、「夏真っ盛りだな」と実感します。

食卓では、冷やし中華やかき氷、スイカやトマトなどの夏野菜・果物を楽しむことで、暑さに負けないエネルギーを補給するのが定番になりました。

次の節気である立秋を迎えると、「暦の上では秋」に変わりますが、実際の暑さはすぐにはおさまらず、残暑が続く可能性も十分あります。

だからこそ、大暑の期間は「夏をめいっぱい楽しみつつ、体調管理も忘れずに」というのが合言葉。

ぜひ、しっかり水分やミネラルを補給し、冷たいものばかりで胃を冷やさないよう気を付けながら、真夏ならではの光景やイベントを思う存分味わってみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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