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二十四節気について

春の二十四節気総論 立春から立夏までを一望しよう

2025/01/12

春は、冬の名残を抜け出して少しずつ暖かさを感じ始める季節です。

二十四節気の中でも、立春から立夏までの六つの節気が春に該当します。

ここでは、句点ごとに改行し、さらに一行を空ける文体で、春の二十四節気それぞれの特徴や気候の変化、関連する行事や農作物などをサクッとまとめてみました。

春ならではの魅力を再確認しながら、暦の視点で季節を味わってみてください。

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春に属する六つの節気とは

 

春に該当する二十四節気は、立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨の六つです。

暦のうえで春が始まる立春を皮切りに、気温と日差しが少しずつ変化し、やがて立夏へとつながっていきます。

以下で一つずつ簡単にご紹介します。

1.立春(りっしゅん)
(太陽黄経315度)

暦の上では春の始まりとされる節気です。

多くの場合は二月四日頃にあたり、前日が節分となります。

実際にはまだ真冬のような寒さが厳しい時期ですが、日脚が伸び始め、少しずつ春へ向かう兆しを感じ取るきっかけの日でもあります。

立春には七十二候として東風解凍や黄鶯睍睆などが設定されており、まだ寒い中にも春の気配を探す楽しみがあるでしょう。

2.雨水(うすい)
(太陽黄経330度)

立春から数えて十五日目頃にあたり、二月十九日頃を目安に迎えます。

「雪が雨に変わり、氷が解け始める」と言われる節気で、文字通り大気や地面の冷えがわずかに緩み出すイメージです。

昔からこの時期に雛人形を飾ると良縁に恵まれるという言い伝えもあります。

実際にはまだまだ寒いですが、植物や動物は春への準備を少しずつ進めている頃かもしれません。

3.啓蟄(けいちつ)
(太陽黄経345度)

啓蟄は、三月六日頃に訪れる節気です。

「冬ごもりしていた虫が地中から出てくる」とされ、日差しが明るくなるにつれ、土の中の生き物たちが活動を始める合図となります。

地域によっては雪が解けて土が顔を出し、梅の花が咲き始めるなど、少しずつ春の足音が明確になってくる時期でもあります。

風はまだ冷たくても、啓蟄のイメージがあると春はもうすぐだと感じられるでしょう。

4.春分(しゅんぶん)
(太陽黄経0度)

春分は、三月二十一日頃に迎えます。

一年のうちでも昼と夜の長さがほぼ同じになる日として有名です。

昼が長くなり始め、寒さも和らぎ、植物の緑がいっそう鮮やかさを増し始める頃でもあります。

日本ではこの頃に「お彼岸」があり、おはぎやぼた餅を食べる風習があるのも春分にまつわる行事の一つです。

お花見シーズンに近づいてくる地域もあるため、桜の開花情報が話題になるのもこの時期ですね。

5.清明(せいめい)
(太陽黄経15度)

四月五日頃に当たる清明は、「万物がすがすがしく明るくなる」という意味を持つ節気です。

草木の芽吹きや花が一段と進み、空気も澄んだ陽気を感じやすくなります。

雛祭り(桃の節句)を過ぎて、桜や菜の花の便りが広がり、日本各地で本格的に春を楽しむシーズンへ突入します。

中国などでは清明節として先祖を祭る行事が行われるタイミングでもあります。

6.穀雨(こくう)
(太陽黄経30度)

四月二十日頃に迎える穀雨は、「百穀を潤す春の雨」とされ、田畑を適度に潤して作物の成長を助ける節気です。

この頃には日本でも桜が散り、新緑が勢いを増し、タケノコなどの春の味覚が楽しめるようになります。

農作業の準備が本格化し、稲の種まきなどが始まる地方も多いでしょう。

穀雨が終われば、立夏へ向かうことで春から初夏へ移り変わる準備が整います。

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春の気候と農作物の変化 行事も盛りだくさん

 

春は、冬の寒さがゆっくり解け始め、植物が一斉に芽吹く季節です。

二十四節気で見ると、立春から穀雨までの間に、気温が上昇し、木々の芽や花が次々に開花し、冬眠から目覚める動物が増えていくタイミングが重なります。

日本では、三月三日のひな祭りをはじめ、卒業式や入学式、お花見などイベントが集中する時期でもあります。

桜前線がどこまで北上したかがニュースになるなど、まさに春らしさを肌で感じる一方で、花粉症に苦しむ方も多いかもしれません。

農作物としては、春野菜(菜の花、タケノコ、山菜類など)が豊富になり、甘みが増した若葉を楽しむチャンスが増えるでしょう。

穀雨の頃までに田畑の準備を済ませ、ゴールデンウィーク前後には田植えに着手する地域も多いです。

 

まとめ 春の二十四節気を楽しむコツ

 

立春から立夏までの六つの節気は、冬の終わりと春の躍動を感じ取れる大切な区切りです。

それぞれの節気が持つ意味を意識して過ごすことで、日々の生活でも季節の変化をより豊かに味わえるかもしれません。

特に、啓蟄や春分、清明、穀雨の頃になると、花や草木、空気の質、動物の活動などさまざまな方面で春ならではの景色が広がります。

節気ごとの七十二候にも目を向けると、さらに深く季節の移り変わりを堪能できるでしょう。

このサイトでは、春の総論としてのこの記事に加え、それぞれの節気をさらに詳しく解説する記事を用意しています。

気になる節気があれば、ぜひ詳細ページへもアクセスしてみてください。

また、夏・秋・冬の総論記事も順次公開する予定ですので、一年を通じて二十四節気の世界を楽しんでいただけると嬉しいです。

 

冬の総論はこちら:
冬の二十四節気総論

 

夏の節気はこちら:
夏の総論

 

トップ記事はこちら:
二十四節気を徹底解説するトップページ

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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