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二十四節気について

秋の二十四節気総論。立秋から立冬までを一望しよう

2025/01/16

 

夏の暑さが和らぎ、吹く風に少しずつ涼しさを感じ始める頃になると、「秋はもうすぐそこだな」と思う方も多いのではないでしょうか。

そんな季節の移ろいを、二十四節気の観点から整理してみると、立秋(りっしゅう)から立冬までの六つの節気が「秋」に該当します。

私自身、秋が近づくと食欲が増したり、夕暮れが早くなったり、自然と心身がリラックスモードに入っていくのを感じます。

ここでは、それぞれの秋の節気をサクッと紹介しながら、秋ならではの気候変化、農作物の変化、行事などをまとめました。

食欲の秋、芸術の秋、そして収穫の秋――そんな魅力を暦とともに味わってみてください。

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秋に属する節気をサクッと紹介

 

二十四節気のうち、立秋から立冬の前までが秋にあたります。
具体的には、以下の六つの節気です。

1.立秋(りっしゅう)
八月八日ごろから始まり、「暦の上では秋がスタート」という位置づけ。
まだまだ残暑が厳しい時期ですが、朝夕の風にわずかながら涼しさを感じるようになる節気です。

2.処暑(しょしょ)
八月二十三日ごろを目安に、暑さが少しずつ落ち着き始めるイメージ。
台風が増えやすく、季節の変わり目を実感する人も多いでしょう。

3.白露(はくろ)
九月八日ごろに当たり、夜間の気温低下により草木に露が下り始めるころ。
秋の気配がますます濃くなり、朝晩には肌寒さを覚えるようになる節気です。

4.秋分(しゅうぶん)
九月二十三日ごろで、昼と夜の長さがほぼ同じになる時期。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、この頃から本格的に秋が深まり始めます。

5.寒露(かんろ)
十月八日ごろで、草花に冷たい露が宿るようになる節気。
朝晩の冷え込みが進み、紅葉の便りがちらほら聞こえてくるころです。

6.霜降(そうこう)
十月二十三日ごろで、露が霜に変わるほど気温が下がり、一気に秋の終盤へ。
晩秋の風情が漂い、木々の色づきもピークを迎える地域が多いです。

 

秋ならではの気候変化と農作物

 

秋に属する節気を見渡すと、猛烈な暑さが徐々に収まり、朝晩の気温がぐっと下がっていく流れがはっきり分かると思います。
立秋や処暑の頃は、まだ夏の名残が強いものの、白露から秋分を経て寒露に向かうにつれ、空気が澄み、空が高く感じられるようになります。
やがて霜降で一気に冷え込みが進むころには、木々がカラフルに紅葉し、冬の足音が迫ってくるわけですね。

農作物の面では、稲や麦が大きく育ち、穂を実らせて収穫シーズンを迎えます。
果物では、梨やブドウ、リンゴなど、秋の味覚が次々と旬を迎え、私もスーパーで「あれも食べたい、これも食べたい」と心が躍る時期です。
サツマイモやカボチャなど、秋に甘みが増す野菜も多く、収穫されたばかりの新米も食卓に上り始め、「食欲の秋」というフレーズも大きくうなずけます。

秋の行事や暮らし

 

秋は、季節の行事が豊富な時期でもあります。
八月のお盆が終わると、処暑から白露へ移るあたりで朝夕の気温が下がり、秋祭りや収穫祭が各地で行われるようになります。

秋分には「彼岸の中日」として、先祖供養のお墓参りをする地域も多いでしょう。
また、秋の夜長には「月見(お月見)」を楽しむ風習も。
今年はどこかでススキや月見団子を用意して、夜空を眺めるのも素敵だと思います。

芸術の秋やスポーツの秋とも言われるように、気温が快適になってくるので、外に出て体を動かしたり、美術館に足を運んだりするのもぴったりな季節。
私は紅葉の時期に合わせてドライブをしたり、カメラを持って散策を楽しんだりするのが恒例行事です。

食べ物に目を向けると、秋刀魚(さんま)やサバなど魚が脂を乗せ、きのこ類も旬を迎えるため、私にとっては「何を食べても美味しい」最高の季節なんですよね。

これがまた体重増加との闘いでもあるのですが(笑)。

 

まとめ: 秋の節気を意識して豊かな季節を

 

立秋、処暑、白露、秋分、寒露、そして霜降。

これら六つの節気をざっと眺めるだけでも、夏の終わりから冬の始まりへ駆け抜ける秋の変化を感じ取れます。
気温が下がり始めると同時に、夜空が美しくなり、草木は紅葉や落葉で表情を変え、農作物は収穫の喜びをもたらす。
そんなドラマチックな季節を、暦を意識しながら楽しむと、さらに深い味わいがあるのではないでしょうか。

秋は、私にとっては「食欲」と「芸術」そして「紅葉」の季節。
皆さんも、それぞれに合った楽しみ方――たとえば温泉旅や山のハイキング、読書に没頭するなど――を見つけてみてください。

普段から二十四節気を意識していると、「今はどの節気だっけ?」と立ち止まって自然や暮らしの変化を感じやすくなるのが嬉しいポイント。
冬への準備を始めるころでもあるので、上着や暖房器具、年末の予定なども少しずつ見直して、段階的に準備を進めていくのが賢いやり方かもしれません。

ぜひこの秋、暦とともに季節をじっくり味わいながら、一年のなかでも貴重な「気候が快適な時期」を満喫してみてください。

 

春の総論はこちら:
夏の二十四節気総論

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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