2019年の立冬(りっとう)はいつ?意味や食べ物は?
2019/01/27
山々が赤や黄色に染まり始め紅葉の季節になった頃、カレンダーや暦に「立冬」という言葉が目に付きます。
まだまだ秋なのに冬?と少し疑問に思ってしまいますよね(´-ω-`)
日本には季節を表す言葉がたくさんあり、これを二十四節気(にじゅうしせっき)と呼びます。
立冬もその内の1つなのですが、立春や立秋に比べると認知度は低いですよね…(笑)
あまり意識したことのない立冬ですが、2019年はいつなのか?どんなことをするのか?をまとめてみました(^^)
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立冬とは?
立冬は毎年11月7日頃で、「冬の気配が感じられる頃」という意味があります♪
「立」には新しい季節になるという意味があり、立春・立夏・立秋・立冬は各季節の始まりを意味し、大きな節目になります!
この立がつく4つのことを四立(しりゅう)と呼びます。
立冬から立春の前日までが暦の上で冬になります。
二十四節気とは、1年の太陽が通る道(黄道:こうどう)を24等分にし季節の名前をつけたものです(^^)
黄道を夏至と冬至の二至(にし)で2等分にし、それをさらに春分と秋分の二分(にぶん)で分け4等分にするという風に等分していきます。
二十四節気については、こちらを参考にしてみてください♪
なぜ日にちが変わるの?
先ほども述べたように二十四節気は黄道によって日付が決められます。
黄道と赤道か北から南へ交わる点を春分点といい、この春分点を起点として黄道を360等分にしたものを黄経(こうけい)と言います。
この黄経が○度の時は○○という風に決められているため毎年多少日にちが前後しますが、毎年同じ時期に同じ節気が巡ってきます!
立冬は黄経が225度の位置に達した時と定められています。
しかし、毎年同じ時期というのは分かったけど少し季節が早くない?と思います(´-ω-`)
いつも暦の上では…と聞くけど、実際の季節と違うなと違和感を感じます。
二十四節気は中国が発祥で、中国の季節が元になっているので日本の季節と多少ズレを生じます。
そして、二十四節気が取り入れられた当時は月の満ち欠けを基準にした「旧暦」が使われており、二十四節気の名称も旧暦で決められました。
現在は太陽を基準とした「太陽暦(グレゴリオ暦)」になるので、さらにズレが生じてしまっているのです。
2019年の立冬はいつ?
2019年の立冬は、11月8日です(^^)
立冬の瞬間の太陽黄経225度は、11月8日午前2時24分です。
また、期間としての意味もあり次の二十四節気である小雪前日までが立冬の期間になります。
2019年の立冬の期間は11月8日〜11月21日です!
ちょうど紅葉の季節なので、どこか紅葉狩りに出かけてみてもいいですね(^^)
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立冬の期間の七十二候
二十四節気をさらに3等分にして七十二候(しちじゅうにこう)と言います。
立冬の期間(11月8日〜11月21日)も約5日づつに分けられ、名前がつけられています♪
山茶始開(つばき はじめてひらく)
「山茶花が咲き始める」
つばきひらくと表記されるため山茶は椿と混同されやすいですが、山茶花のことを指します。
同じツバキ科ツバキ属ですが、椿より山茶花の方が先に咲きます(^^)
地始凍(ち はじめてこおる)
「大地が凍り始める」
寒さで地中の水分が凍って霜柱が出来たり、空気中の水分が氷の結晶になって霜がおりたり、寒さで色々なものか凍り始める時期。
金盞香(きんせんか さく)
「水仙の花が咲く」
金盞(きんせん)とは黄金の杯のことで、花弁の中に黄色い杯のような副花弁をもつ水仙の異名です。
この水仙が芳しい香りを放つ時期。
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立冬はなにをする日?食べ物は?
立冬というとカボチャ?と思う人が多いと思いますが、それは冬至です(笑)
私もカボチャだと思っていました...
実は立冬にコレを食べる!というものはないんです(´-ω-`)
特に行事もありません。
しかし、二十四節気が生まれた中国では「立冬補冬、補嘴空」ということわざがあります。
これは、「立冬には冬に向けて栄養を補給しよう」という意味です!
立冬の時期は昼夜の寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時期にもなります。
旬の野菜や体を温める食材を食べるといいですね♪
たくさんの野菜が摂れるお鍋などいいかもしれません(^^)
他にも中国の北部では、立冬の日に餃子を食べる習慣があります。
昔は寒さのあまり耳が落ちてしまうことがあったとか('ロ'('ロ'('ロ'('ロ' )!!!
そうならないように耳の形に似た餃子を食べるようです!
一緒にお鍋に入れてしまってもいいかもしれませんね♪
《まとめ》
いかがでしたか?
2019年の立冬は、11月8日です(^^)
あまり意識したことないですが、紅葉の綺麗な時期にもなります♪
立冬の期間は
- 山茶始開(つばき はじめてひらく):「山茶花が咲き始める」
- 地始凍(ち はじめてこおる):「大地が凍り始める」
- 金盞香(きんせんか さく):「水仙の花が咲く」
と3つの七十二候に分けられ、それぞれ季節の変わり目を表します。
立冬だからと特に家庭で行う行事や食事はありませんが、中国のことわざに合わせて体を温めるお鍋を食べてもいいですね(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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