春分の日ってどんな日?
2019/01/20
3月の祝日を言えば、春分の日です♪
文字通りなんとなく春に関係することだろうなーという認識ですが、どんな日なのか知ってますか?
今回は「春分の日」がどういう日なのか?何をするのか?についてまとめてみました!
スポンサーリンク
春分の日とは?
国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年法律第178号)によって制定された。
祝日法第2条では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としている。
ん?分かるようで分からない(´-ω-`)
簡単に言うと、春の訪れをお祝いし、それと同時に先祖に感謝しましょう!という日。
春分の日の春分ってなに?
春分とは二十四節気(にじゅうしせっき)の1つで、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
この日から夏至(げし)まで、昼がだんだん長くなり夜が短くなっていきます。
春分の3日前から7日間を「春の彼岸」とし、春分の日は「彼岸の中日(ちゅうにち)」にあたります!
いつ定められたの?
春分の日は、1948年(昭和23年)に公布・施行された日本の国民の休日です。
日付は固定されておらず、国立天文台が制作する小冊子に基づき毎年2月に翌年の春分の日が決定される。
スポンサーリンク
春分の日の由来は?起源は?
春分の日は、1878年(明治11年)に太政官布告23号で定められた「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」という祭日が始まりです。
元々この日はお彼岸で、先祖に感謝し祭ったり、神社や寺院に参拝し、こらからの春に向けて五穀豊穣を祈る習わしがありました。
そこから歴代天皇や主たる皇族の霊を祭る日として「春季皇霊祭」が制定されたのです。
しかし、1948年(昭和23年)に現在施行されている「国民の休日に関する法律」が制定され、春季皇霊祭は廃止となり、春分の日という祝日に改められました。
春分の日は何をするの?
春分の日は、春の訪れをお祝いし、それと同時に先祖に感謝しましょう !という日であり、彼岸の中日でもあることから「お墓参り」をしましょう♪
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む春分は彼岸と此岸が最も通じやすくなると考え、その日に先祖供養をするようになりました。
亡くなった方への気持ちが1番届く日として彼岸の日にはお墓参りをするという風習が広がったのでしょう(^^)
そして、春分の日(春の彼岸)には、「ぼた餅」を食べます。
春分の日とは節目になる日なのですが、日本は古来より節目には災害をもたらす邪気が入りやすいと考えられていました。
その節目の日に邪気払いとしてぼた餅を食べたのです!
ぼた餅に使われる小豆の赤い色というのは魔除け・邪気を払うという意味があるためご先祖様にお供えするようになりました。
そして、お供えしたときに家族で一緒に食べていたのが現代まで風習として伝わっています(^^)
ぼた餅とおはぎの違い?
実は、ぼた餅とおはぎは基本的に同じもので食べる時期が違うだけなのです!
え!そうなのΣ(・ω・ノ)ノ
ぼた餅は「牡丹餅」、おはぎは「お萩」と書きます。
ぼた餅は、牡丹の季節である春の彼岸に食べるもので小豆の粒を牡丹の花に見立てて作られました。
そしておはぎは、萩の季節である秋の彼岸に食べるものでこちらも萩の花に見立てて作られました。
ですので、春の彼岸は「ぼた餅」、秋の彼岸は「おはぎ」と季節によって使い分けないといけないのですが、最近では年中おはぎで通すお店が多いようです…
そして春と秋だけでなく、夏と冬にも呼び名が変わります!
夏は「夜船」、冬は「北窓」と呼ぶのですが、あまり馴染みがないですね…(-_-;)
なぜ毎年日付が変わるの?
春分の日は、国立天文台が制作する小冊子に基づき毎年2月に翌年の春分の日が決定されます。
春分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む日なのですが、地球の公転が365日と約6時間かかるため毎年少しずつ時間がずれてしまうのです...
そのため春分の日は必ず同じ日にはなりません。
2019年の春分の日はいつ?
天文計算によると、1990年〜2025年までは閏年(うるうどし)とその翌年が3月20日になり、その他の年は3月21となります。
それ以降の2026年〜は閏年の前年が3月21日になり、その他の年は3月20日となります。
つまり、2019年の春分の日は3月21日(木)になります!
《まとめ》
いかがでしたか?
おはぎが季節によって呼び名が変わるなんて知りませんでした…(´-ω-`)
春分の日は、節目であり彼岸であることから先祖供養をする日になります。
お墓参りに行ったり、ぼた餅をお供えするなどしてご先祖様に感謝をしましょう♪
ただ単に「休みだ!」と喜ぶだけでなく、祝日の意味を知って意義のある一日を過ごしてみるといいですね(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
記事がよかったら、シェアして頂けると嬉しいです(^^)