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二十四節気について

白露とは何か 秋の気配が深まる季節をできるだけわかりやすく解説

2025/01/18

 

 

夏の名残が少しずつ弱まり、朝夕の空気がひんやりと感じられるようになる頃。

そんな季節の変わり目を映し出す二十四節気が「白露(はくろ)」です。

私自身、白露という言葉から「草木に白い露が下り始める」というイメージを思い描きますが、実際に朝方の畑や庭を見ると、キラキラした水滴が光っていて「ああ、秋だなあ」としみじみ感じます。

ここでは、白露の語源や太陽黄経との関わり、気候変化や七十二候、そして関連する行事や食べ物・暮らしの知恵などをできるだけわかりやすく解説してみました。

夏から秋へ移るこの節気を、ぜひ楽しんでみてください。

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白露とは何か

 

白露は、二十四節気のうち九月八日ごろを目安に始まる節気で、「草木に降りた露が白く見えるほど、空気が冷え込み始める」という意味合いを持ちます。

具体的には太陽黄経一六五度の位置に当たるとされ、前の節気である処暑からさらに十五度進んだところです。

名前の通り、夜の気温が下がりやすくなり、早朝の空気はぐっと冷たく感じられるようになりますよね。

私も、この頃は朝起きて窓を開けると、ほんのり涼しい風が入ってきて「もう夏は遠のいたんだな」と思うことが多いです。

まだ日中は残暑が残るかもしれませんが、朝夕に秋の匂いを感じ始める、この微妙な移行感が白露の魅力と言えそうです。

 

この節気に起こる気候の変化

 

白露を過ぎると、残暑がだんだん収まり、代わりに夜や明け方の冷え込みが強まります。

そうすると、草葉には朝露がつきやすくなり、早朝に外へ出てみると葉っぱや花が水滴で潤っていたり、まるで小さな宝石のように輝いて見えたりすることも。

地域によっては、虫の鳴き声が賑やかになり、スズムシやコオロギが秋の訪れを告げるように感じるでしょう。

私は夜に窓を開けていると、「ああ、虫の声が聞こえる季節か」と季節の進みを耳で感じるのが楽しいです。

また、天候が不安定になりやすく、台風が来る年もあるので、天気予報には注意が必要。

気温の上下が激しいときがあるので、体調管理としては薄手の上着を用意しておき、朝晩はそれを羽織るだけで寒さをしのげるかもしれません。

前日の節分とのつながりは直接的には薄いですが、暦上「新年扱い」としては立春を境にしているので、白露はあくまで「夏の終わりと秋の入り口」を強調する節気ですね。

七十二候との関係

 

二十四節気をさらに五日ずつに区切り、三つの候に細分化したものを七十二候と呼びます。

白露にも、それぞれ秋らしさを感じさせる三つの候が設定されています。

代表的な候は以下のとおりです。

 

1.草露白(くさのつゆ しろし)
草に降りた露が白く光る、まさに白露そのものを表現しているような候。
早朝のフィールドや庭を見渡すと、葉先にぽつりと光る水滴を目にすることが多いでしょう。

2.鶺鴒鳴(せきれい なく)
セキレイという小鳥がさえずり始める時期。
川辺や田んぼで尾を振りながら歩く姿を見かけることがあります。

3.玄鳥去(つばめ さる)
春先に渡ってきたツバメたちが南へ帰っていくころ。
巣立った雛たちが長い旅に出発する季節と考えると、少し切なさも感じますね。

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関連する行事や食べ物暮らしの知恵など

 

白露の頃は、秋の行事がいよいよ本格化する直前という印象。

九月上旬から中旬にかけて、地方によっては秋祭りや収穫祭などが始まり、稲刈りが行われる地域も出てくるでしょう。

食卓には、梨やブドウ、イチジク、栗など秋を感じる果物が並び始めます。

私も、初物の梨を食べたときに「わっ、もうこんな季節か」としみじみ思うことがありますね。

暮らしの面では、朝夕の冷え込みと日中の残暑とのギャップが激しくなるので、着るものの調整が難しい時期です。

上手に重ね着をして、昼と夜の温度差に対応すると体調を崩しにくいでしょう。

また、秋雨前線の影響で雨が増える場合もあるため、折りたたみ傘を持ち歩いたり、湿度対策を考えたりすることも必要かもしれません。

この頃にはお月見(十五夜)が近づく年もあるので、晴れた夜は月を眺める楽しみが増えます。

秋の夜長を活かして読書や音楽鑑賞、室内でのゆっくりした時間を過ごすのも素敵ですよね。

 

前の節気はこちら:
処暑

 

次の節気はこちら:
秋分

 

秋の総論はこちら:
秋の二十四節気総論

 

 

トップ記事はこちら:
二十四節気を徹底解説するトップページ

 

まとめ

 

白露は、九月八日ごろを目安として訪れる節気で、「夜間や早朝に降りる露が白く見えるほど気温が下がり始める」という意味があります。

夏の疲れを引きずりながらも、少しずつ秋の涼しさが増す時期で、朝晩の空気がひんやりと感じられるのが特徴。

七十二候には草露白、鶺鴒鳴、玄鳥去といった秋らしい言葉が並び、自然界が夏とお別れして秋を迎える雰囲気を色濃く映し出しています。

暮らしの中では、果物や野菜の秋物が出回り始めたり、お月見や秋祭りに向けて準備が始まったりと、季節ならではの楽しみが増える時期。

半袖だと肌寒いこともあるので、体調を崩さないよう薄手の上着を用意するなど、衣替えの先取りをしてみてください。

秋の訪れを感じつつも、残暑の日中はまだ暑いかもしれませんから、温度差で風邪をひかないように注意しましょう。

ぜひ白露のころに起こる自然の変化を意識して、秋本番へ向けた気持ちの切り替えを楽しんでみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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