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二十四節気について

夏至とは何か 昼が最も長くなる季節をできるだけわかりやすく解説

2025/01/14

一年のうちで昼の長さが最も長くなる時期として知られる「夏至(げし)」。

この頃になると、日差しが強まり、湿度も上がって、「もう夏だなあ」と実感する方が多いでしょう。

私自身、夏至と聞くと「梅雨の真っ只中で雨も多い時期だけど、昼は長いんだよな」と、なんとも不思議な組み合わせを思い浮かべます。

ここでは、夏至の語源や太陽黄経との関わり、気候変化や七十二候、そして関連する行事や食べ物、暮らしの知恵などをできるだけわかりやすくまとめました。

「前の節気はこちら」「次の節気はこちら」「春の総論はこちら」「トップ記事はこちら」といった内部リンクも加えていますので、季節の流れを存分に楽しんでください。

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夏至とは何か

 

夏至は、二十四節気の一つで、文字通り「夏が極まる」という意味を持ちます。

一年を通じて昼が最も長く、夜が最も短い日として知られ、多くの場合は六月二十一日前後に当たることが多いです。

天文学的には、太陽黄経九十度に到達したタイミング。

春分(零度)から見ると九十度進んだ位置に太陽が来るため、地球との角度の関係で日照時間が最大になるわけです。

私もこの頃になると、「こんなに夜が短いんだ!」と改めて感じることが多く、夕方でも明るい空の下で外にいるとなんだか得した気分になります。

 

この節気に起こる気候の変化

 

夏至は、ちょうど梅雨シーズンと重なることが多い時期でもあるため、地域によっては雨の日が増えて「本当に昼が長いって実感できるのかな?」と思う方もいるかもしれません。

それでも、晴れた日には日差しが非常に強く、気温が急上昇するケースが出てきます。

一方で、梅雨明けにはまだ早い地域もあり、「本格的な夏」まではあともう少しといった感覚です。

私の場合、夜が短いので朝早く目が覚めることが増え、「日の出がこんなに早いと一日が長く感じるなあ」と、どこかワクワクして過ごしています。

また、農作物の育成ペースも加速し、イネや夏野菜などがぐんぐん伸びるタイミングです。

夕立や雷雨が発生しやすくなる場合もあるため、天気予報を確認しながら外出や作業の計画を立てると良いでしょう。

七十二候との関係

 

二十四節気を五日ごとに三つに区切り、一年間を七十二の候に分ける考え方があります。

夏至にも三つの七十二候が設定され、それぞれ夏至ならではの自然の動きを表しています。

代表的なものを、ここでご紹介します。

 

1.乃東枯(だいとう かるる)
「夏至を迎えるころ、ウツボグサ(乃東)が枯れて黒くなる」という意味。
まだ梅雨明けしていない時期ですが、植物の一部は徐々に姿を変えていきます。

2.菖蒲華(あやめ はなさく)
菖蒲の花が咲き誇るタイミング。
六月上旬から七月にかけて、あやめや菖蒲の色鮮やかな花を見かけることが多くなります。

3.半夏生(はんげしょう)
雑節(ざっせつ)のひとつで、ドクダミ科の植物・半夏生(カタシログサ)が生え始めるころ。
昔はこの日までに田植えを終えるなどの目安とされていたようです。

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関連する行事や食べ物暮らしの知恵など

 

夏至は、世界各地で太陽の恵みを感謝する風習や行事が見られます。

日本では、冬至のようにカボチャやゆず湯といったはっきりした行事は残っていませんが、昔から雑節の「半夏生」に合わせてタコを食べる地域があるなど、地方によって独特の慣習があるようです。

私自身は、夏至の日は特別なことはしないものの、「今日が一年で一番昼が長いんだ」と思うだけで妙にテンションが上がります。

食べ物としては、夏野菜(キュウリ、ナス、トマトなど)が店先に並びはじめ、気温が高くなってきたので冷たい麺やそうめんを楽しむ方も増えるでしょう。

雨が続いてジメジメしている地域もあれば、カラッと晴れる日が続いて熱中症に注意が必要な地域もあるので、体調管理や水分補給をしっかり行うのが暮らしのコツ。

農作業では、梅雨の湿度を利用して苗が育ちやすい時期ですが、過度の雨で土が流されるリスクもあり、一長一短といえます。

家庭菜園をされる方は、雨の合間をぬって除草や追肥を行うなど、工夫が求められるでしょう。

 

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芒種

 

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小暑

 

春の総論はこちら:
春の二十四節気総論

 

トップ記事はこちら:
二十四節気を徹底解説するトップページ

 

まとめ

 

夏至は、「昼の長さが一年で最も長い」とされる二十四節気です。

六月二十一日前後に当たり、太陽黄経九十度という天文学的な位置関係で決まっています。

梅雨シーズンと重なる年も多く、実際の天気は雨がちだったりしますが、晴れる日には強い日差しが注ぎ、「真夏も近いんだな」と感じられるでしょう。

七十二候では「乃東枯」「菖蒲華」「半夏生」の三候が設定され、植物の変化や雑節の目安として面白い時期でもあります。

暮らしの面では、熱中症対策や湿度対策が欠かせなくなり、家の中のカビ対策にも注意が必要かもしれません。

地域によっては伝統行事や食習慣があり、ちょっとしたお祝い気分を味わう人もいるようです。

私自身、この頃は「天気は変わりやすいけど、一番昼が長いんだから存分に楽しもう」と考え、日帰り旅行や夕方の散歩を楽しんでいます。

次の節気は小暑で、いよいよ夏の熱気が本格化してきます。

梅雨明けや猛暑日が増え始める前に、夏至の長い昼をうまく活かしてアクティブに過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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