海外旅行者必見!2019年の旧正月はいつ?
2019/01/27
1月末2月に海外旅行に行く際に気を付けたいのが「旧正月」!
特に中国・韓国・台湾・タイなど中華圏はこの旧正月は特別なものなので、ほとんどのお店がお休みだったり交通機関が混雑または本数が少ないなど不便が多々あります。
航空券が安いから!と急いで予約するのではなく、旧正月と被っていないか一度確認してから予約してみて下さい♪
せっかく海外旅行に行くのなら十分楽しみたいですよね(^^)
しかし、旧正月とは何なのでしょうか?
日本ではあまり耳にしないですよね...
そして避けるべき旧正月は2019年はいつなのか?
今回は旧正月について、まとめてみたいと思います(^^)
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旧正月とは?
旧正月とは中国・日本・朝鮮半島・ベトナムなどでかつて使われていた旧暦の正月のことです。
中国大陸・香港・台湾・韓国・ベトナム・モンゴルでは、最も重要な祝祭日の1つであり、現在の正月よりずっと盛大に祝われます(^^)
また、中華圏の影響が強い華人の多い東南アジア諸国や世界各国の中華街などでも旧正月は祝われています!
そういえば、旧正月の前の週にシンガポールに行った際もユニバーサルスタジオが盛大に飾り付けされていました♪
現在、日本が暦として採用しているのは「太陽暦(グレゴリオ暦)」と呼ばれるもので、世界の多くの国々で使われています。
これは太陽を基準とした暦で、地球が太陽を周回する日数を換算して出来た暦になります。
これに対して、それ以前の暦を「旧暦」といいます。
旧暦は「太陰太陽歴」と言い、月の満ち欠けを基準に日数を区切る暦です。
<各国の旧正月の呼び名>
日本語:旧正月
中国語:春節(しゅんせつ)
朝鮮語:ソルラル(설날)・ソル(설)・クジョン(구정)
ベトナム語:テト(Tết)
英語:チャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)
現在の太陽暦と旧暦の太陰暦はどうちがうの?
1番の違いは、1年の日数が違うことです!
皆さんがご存知の通り、太陽暦は1年365日で、4年に1度「閏年(うるうどし)」がありますよね。
一方、旧暦は月の満ち欠けにより日数を区切るので、1ヶ月平均29.5日になるんです!
0.5日ってなに…(´-ω-`)
しかし、旧暦は29.5日×12ヶ月=354日なので太陽暦よりも11日毎年少なくなります。
そのため旧暦では3年に1度「閏月(うるうづき)」を入れて、1年13ヶ月になる年があるんですよ!
1年13ヶ月Σ(・ω・ノ)ノ
旧正月っていつのことなの?
旧暦の1月1日にあたる旧正月は、通常雨水(うすい)の直前の朔日(ついたち:1日)で、1月21日〜2月20日頃を毎年移動します。
雨水とは二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、立春から数えて15日目頃を指します。
二十四節気では、1年を24の季節に割り振る考え方で立春や夏至などもその一つです。
毎年2月19日頃から啓蟄(けいちつ:3月6日頃)の前日までになります。
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なぜ毎年旧正月の日程は変わるの?
旧暦は太陰太陽暦になるため、1ヵ月の長さを月の月齢(新月→満月→新月の期間)を基準として定めています。
そのため、1ヶ月の平均日数が29.5日なんです。
しかし、そうなると先程も述べたように現在の太陽暦より毎年11日も少なくなってしまいます…
また、雨水や啓蟄などの二十四節気は太陽と地球との位置関係により毎年変わります。
これらの理由より、旧正月の日程も毎年変わってしまうのです。
2019年の旧正月はいつ?
毎年日程が変わるなら、2019年の旧正月はいつなのか?
2019年の旧正月は、2月5日(火)です!
いつまでが旧正月休み?
中国圏に海外旅行に行く際に一番気を付けたいのがここ!
しっかりチェックしておきましょう(^^)
2019年は旧正月が2月5日になるため、大晦日は前日の2月4日になります。
中国語では、「除夕(じょせき)」と言うんですよ♪
旧正月とは、旧暦の元旦(2019年であれば2月5日)当日を指すこともありますが、その日から数日間の連休全体を指すこともあります。
2019年は、大晦日である2月4日〜2月10日の7日間が旧正月休みになります。
この期間は全世界で中国人華人の大移動が起こるため、中華圏はストップし交通事情はかなり混雑します。
私も以前旧正月と知らずに台湾に行ったのですが、大晦日に当たる日はお店の営業が夕方までだったり、元旦に当たる日はお店が休みだったりしました…
台湾で有名な夜市も閉まってました(´-ω-`)
また、タクシーも正月料金ということで少しプラス料金を取られましたよ!
日本のタクシーに比べると元が安いので大したことはないのですが…
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各国の旧正月の祝い方
中華圏では、現在の正月よりずっと盛大に祝われ、最も重要な祝祭日の1つですがどの様なことをするのでしょうか?
中国:春節
中国では明の時代の頃より年越しに餃子を食べる風習があります。
日本の年越しそばみたいですね!
中国で餃子と言えば水餃子のことで、大晦日である除夕に家族が集まって餃子を作り、年が越えると縁起を担いでその餃子をみんなで食べます(^^)
街中では、除夕の夜に花火や爆竹が派手に上げられ新年を華々しく迎えます!
韓国:ソルラル
韓国では、茶礼(ちゃれ)という先祖を供養する儀式をしたり、家族やお世話になった人などに贈り物をする風習があります。
そのため茶礼に必要なものを準備したり、贈り物を購入するため、皆1週間前位から慌ただしくなります。
他にも故郷に戻り韓服を着て、伝統行事を行います(^^)
ベトナム:テト
家の中を花で飾る風習があり、旧正月が近づいてくると花市が多く開催されます。
また、街中ではどのお店もテトの音楽が流れます。
どのお店でも同じ音楽ってすごいですね(^^)
家の中を花で飾り、親戚が集まってお酒やご馳走を食べながら新年を迎えるのがベトナムの旧正月(テト)の過ごし方です。
日本では旧正月は祝わないの?
そもそも「旧正月」という言葉をあまり耳にしないですよね?
私も海外に行くようになってから、というか旧正月に台湾に行ってから知りました…(´-ω-`)
日本でも旧暦の時代には旧正月がお正月だったのでお祝いをしていましたが、今の太陽暦に移行してからあまり祝わなくなりました。
これは今の暦の年末年始はお休みが設定されていますが、旧正月は特に祝日などのお休みが設定されてないためではないかと思います(^^;)
しかし、日本でも横浜や神戸などの中華街では春節を祝って行事が行われたり、沖縄県(名護市や糸満市など)や奄美の一部地域でも旧正月を祝うところがあります(^^)
日本でも全く旧正月を祝わないというわけではありませんが、中華圏ほど盛大に祝うことはないようです...
《まとめ》
いかがでしたか?
中華圏では現在の正月よりずっと盛大に祝われる「旧正月」!
各国によって祝い方は異なりますが、ほとんどのお店がお休みだったり交通機関はかなり混雑します。
人口を考えると、日本のお正月の帰省ラッシュよりも遥かにすごいことになりそうです...
旧正月は旧暦(太陰太陽暦)の1月1日にあたり、毎年1月21日〜2月20日頃を移動します。
2019年の旧正月は2月5日になり、前日の大晦日にあたる2月4日〜2月10日の7日間が旧正月休みとして休業するお店が多いようです。
せっかく海外旅行に行ったのに行きたいお店が休みだった混雑してたとガッカリしないためにも、中華圏へ旅行をする際は旧正月は避けたいですね(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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