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冠婚葬祭にまつわるお金・マナー

略式結納の流れや当日の服装について

2018/01/14

 

結婚が決まると結納をするというのが古くからの日本の決まりですが、最近では結納をしなかったり略式で終えたりするケースが増えています。

 

略式結納

 

もちろん結納は必ずしないといけないというものではないので、親の賛同が得られるのならば省略しても構いません。

しかし、結納をした方が「正式に婚約した」という実感が湧いたり「大切にしてもらってる」と感じると聞きますよね(^^)

 

結納は何かと大変そう...と略式結納を選ぶカップルが7割以上のようです!

今回は、ほとんどの人が選ぶ略式結納について正式結納との違いなどもふまえながらお話しします♪

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結納とは

 

そもそも、結納とはなんなのでしょうか?

結婚が決まったら「娘さんを下さい」とご両親に挨拶する儀式?

まあ、あながち間違いではないのですが(^^;)

 

結納とは、2つの家が新しく家族となり「結」びつくことをお祝いし、贈り物を「納」め合う儀式です。

一般的には男性側の家族が帯や着物地などの結納品に縁起物を添えて女性の家へ持っていき、女性側の家族は料理を出しておもてなしをするというものでした。

地域によって結納品が異なることがあるので、事前に確認しておいたほうがいいでしょう!

現代では、帯や着物の代わりに結納金を贈り、女性側の家ではなくホテルや料亭で行うことが多いです。

 

そして、結納はもともと仲人を立てて行われるものでしたが、最近では両家の両親と新郎新婦だけで行う略式結納が選ばれています(^^)

 

 

正式結納と略式結納の違い

 

7割以上のカップルが 略式結納を選んでいますが、普通の結納(正式結納)とはどう違うのでしょうか?

そんなに差がなく費用が抑えれるのなら略式にしたいな〜というのが本音です(^^;)

 

略式結納は正式結納と違い、どこまで簡略化するか自分たちで決めれます!

そのため、これといった決まりはなく、自由がきくスタイルになっています♪

 

ただし正式結納と全く違うポイントがあるので、そこはしっかりと抑えておきましょう!

 

仲人

正式結納は、仲人をたてます。

仲人は男性側から結納品を預かり、女性側に届け、女性側から結納品と受書を預かり、男性側へ届けます。

仲人が両家を行き来して行います。

 

略式結納は、仲人を立てません。

その場合、儀式の進行は男性側の父親が行うのが一般的です。

 

 

場所

正式結納は、先ほど出てきたように仲人が両家を行き来きしますが、昔と違い両家が離れているという場合も多いので、女性側の家に集まることが多くなっています。

 

略式結納は、とくに決まりはありません。

女性側の家や料亭・レストラン・ホテルなど様々で、結納プランを利用してもいいと思います(^^)

その場合、「個室で結納儀式+お食事会」なのか「お食事会のみ」なのか予約する際にきちんと確認しましょう!

女性側の家で結納を済ませ、その後料亭やホテルで食事会という形をとる方も多いです♪

 

 

結納品の数

関東と関西で大きく分けられたり地域や風習によって異なるため、両家でよく相談して決めましょう。

関東の正式結納での結納品は9品で、全てを1つの台に載せます。

  1. 目録(もくろく):結納品の品名と数を記したもの
  2. 金宝包(きんぽうづつみ):結納金を包んだもの
  3. 長熨斗(ながのし):アワビを干して長く伸ばしたもの【長寿】
  4. 末広(すえひろ):純白の扇子【純粋無垢】【末広がり】
  5. 友志良賀(ともしらが):白い麻糸や麻紐【共に白髪になるまで仲睦まじく】
  6. 子生婦(こんぶ):昆布【喜ぶ】【子宝】
  7. 寿留米(するめ):するめ【幾久しく】
  8. 勝男節(かつおぶし):かつおぶし【男性の逞しさ】
  9. 家内喜多留(やなぎだる):柳の木で出来た樽【たくさんの福が訪れるように】

 

略式結納の場合は、結納品の品数を減らして簡略化したり結納品の代わりに

  • 結納金のみ
  • 結納金と指輪のみ
  • 指輪やネクタイピンなどの記念品の交換のみ

で済ませる場合もあります!

そのため目録や「結納品を確かに受け取りました」という受書(うけしょ)も用意せず、使わないことが多いです。

 

結納金の相場や包み方についてはこちらをどうぞ♪

 結婚が決まると結納をする。日本では古くから行われている儀式ですが、その中で結納金と言われるお金のやりとりがあります。  とくに金額が決まっている訳ではないのでいくらくらいが相場なの?なんのためのお金?結納金って何に使うのが一般的?と...

 

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略式結納の流れ

 

実際に略式結納はどのような流れなのでしょうか?

大切な日だからこそしっかりと流れを把握しておきましょう!

 

①結納品を飾る

和室の場合は床の間や床の間の前、洋室の場合はテーブルの上に結納品を準備します。

男性側は床の間(テーブル)向かって右側に飾り、女性側は向かって左側に飾る。

②両家が集合・着席

先に男性側、次に女性側が入室して着席する。

この時も男性側は向かって右側、女性側は向かって左側で本人・父親・母親の順です!

③始まりの挨拶

仲人を立てていないので、進行は男性側の父親が行います。

「このたびは〇〇様と、私どもの〇〇に素晴らしいご縁を頂戴し、ありがとうございます。略式ではございますが結納を納めさせて頂きます」 

④男性側が結納品を納める

男性側の母親が飾り台まで行き、結納品を持って女性の前に持って行きます。

そして席に戻った後、男性側の父親から

「〇〇からの結納の品でございます。幾久しくお納めてください。 」

と言い、女性側は軽く礼をします。

⑤女性側が目録に目を通す

結納品の中の目録を、女性・父親・母親の順に目を通し、女性

「ありがとうございます。幾久しくお受けします」

と言った後、一同で深く礼をする。

 

⑥女性側から男性側へ受書を渡す

女性側の母親が結納品を飾り棚に戻した後に受書を男性の前に運び席に戻ります。

そして、女性側の父親から

「〇〇からの受書でございます。幾久しくお納めください。」

と言い、深く礼をする。

男性側も合わせて礼をする。

※女性側も同様。女性側が結納品を納め、男性側が目録に目を通し受書を渡す

⑦記念品のお披露目

婚約指輪などの「婚約記念品」を準備している場合は、ここで交換します。

すでに交換している場合は、この場でお互いの両親にお披露目するといいですね(^^)

⑧結びの挨拶

男性側の父親 から

「本日は誠に有り難うございました。無事結納を収めることができました。今後ともよろしくお願いいたします。」

と挨拶をし、女性側の父親

「こちらこそお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。」

と返し、一同で深く礼をする。

 

ここまでが略式結納の流れです(^^)

所要時間はだいたい15〜20分なので、意外とすぐに終わってしまいます。

結納の儀式の間は、私語は慎んで下さいね!

 

⑨記念撮影

結納品を並べて、全員で記念撮影をするのもおすすめです(^^)

食事会でお酒が入ると顔が赤くなってしまうこともあるので、その前に記念撮影は済ませておきましょう!

⑩食事会

結納の儀式が15〜20分で終わったのに対し、食事会は2〜3時間程度が目安になります!

乾杯の音頭は男性側の父親にお任せしましょう(^^)

その後はリラックスして、食事会を楽しんで下さい♪

両家の親睦を深めることが目的です。

料亭やレストランの場合は、支払いを2人のどちらかがサッと済ませるとスマートです!

 

 

当日の服装

大切なのは出席者で格を揃えることです!

略式結納では、準礼装または略礼装が一般的です。

当たり前ですが、ノースリーブやミニスカートなどの肌の露出が高いものや色合いが派手だったり礼儀を欠くものはNGです(´-ω-`)

 

<女性本人>

華やかな訪問着、色無地の和装が基本です。

洋装なら上品なワンピースを!

<男性本人>

ブラックスーツが基本ですが、略式の場合はダークスーツでもOK!

ワイシャツは白、ネクタイはシルバーグレーや白を合わせましょう。

<両家母親>

和装なら留袖訪問着、スーツでも問題はありません。

女性本人と角を合わせることを1番に考えて服装を選んで下さい。

<両家父親>

ブラックスーツダークスーツ、男性本人に合わせたタイプを着用しましょう。

 

 

《まとめ》

 

いかがでしたか?

 

略式結納についてお話ししました♪

古くから伝わる日本の儀式を受け継ぐのは良い事ですが、現代ではやはり正式結納よりも略式結納の方が合っているようです!

主な違いは、

仲人を立てるかどうか?

どこで結納を行うか?

結納品の数はいくつにするのか?

の3つです。

地域によっても違いは出てきます。

 

家族になり今後ずっと付き合うことになるので、両家でしっかりと相談して決めましょう(^^)

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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