鏡開きはいつ?関東と関西で日にちが違う!?
2017/12/13
お正月も過ぎて、そろそろ飾っていた鏡餅を下げなければいけない頃になりました。
鏡餅は鏡開きの日に下げて、家族みんなで食べるのが習わしです。
しかし、
鏡開きの日っていつ?
地域によって日付が違うの?
どうやって鏡餅を食べたらいいの?
など、疑問も出てきます…(-_-;)
今日は鏡開きについてまとめてみました♪
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鏡開きとは?
鏡開きは、お正月の間飾っていた鏡餅を下げ、家族みんなでいただく(食べる)昔からの日本の風習です。
お正月とは本来、先祖神である歳神様の家にお迎えする行事ということを知っていましたか?
そのお出迎えの準備として正月飾りの門松・しめ縄・鏡餅を飾るのです(^^)
鏡餅は、その歳神様がお正月の間滞在される拠り処とされ、歳神様の魂が込められるといわれています。
鏡餅についてはこちらを参照して下さい♪
歳神様の魂が込められたお餅を家族でいただくことで、その年の家族の無病息災を祈ります。
つまり、鏡開きとは鏡餅を開き、お餅を「食べる」ことに意味があるんですね(^^)
鏡開きを定着させたのは三代目将軍:徳永家光
鏡開きは、江戸時代の始めから受け継がている行事で、定着させたのは3代目将軍の徳永家光なんです!
家光が亡くなるまでは鏡開きは1月20日に行われ、江戸城では昼食前に女中たちにもおしるこがふるまわれたとのこと。
江戸時代武家では、男性は鎧や兜やといった具足(ぐそく)にお餅をお供えし、女性は鏡台にお餅をお供えし、1月20日にお餅を下げて雑煮にして食べることを「具足開き」といいました。
後にこの武家の習慣が一般化したのが「鏡開き」と言われています。
1651年4月20日に徳川家光が亡くなると、1月20日は月命日にはあたるため、忌日として避けるようになりました。
鏡開きはいつ?
徳川家光の月命日である1月20日を避け、鏡開きはいつになったのでしょうか?
徳川幕府があった関東では、鏡開きの日にちが1月20日から1月11日に変更されました。
それに合わせて松の内の期間も1月7日までに変わりました。
松の内の期間は歳神様を、家にお迎えしている期間になるので、松の内が明ける前に鏡開きをするのは大変失礼にあたります。
お餅に宿っていたら、突然割られる訳です…
それは神様もビックリですよね(-_-;)
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地域によって鏡開きの日が違う!?
関東では江戸幕府より「松の内は1月7日まで」との御触れが出たため、1月11日に鏡開きをするのが習慣になりました。
しかし、関西ではこの風習が広まらず「松の内は1月15日」のままになり、鏡開きも1月15日となりました。
松の内を1月15日までとする地域で、今でも鏡開きを1月20日に行うところもあるそうです。
同じ関西でも京都やその近郊ではお正月の三が日が終わったら鏡開きをすると言うことで、1月4日に鏡開きをする地域もあります。
このように、地域によって松の内の期間や鏡開きの日が違うので、住んでる地域の習慣に合わせて鏡開きをしましょう(^^)
鏡開きの仕方
鏡開きは、武家社会の習慣が広がったものなので鏡餅を刃物(包丁)で切るのは厳禁です!!
白いお餅が重なっている姿を人のお腹と見立て、そこに刃物で切るというのは切腹を連想させます。
また、歳上様の魂が込められた縁起物に刃物を入れるのは大変失礼なこととされます。
そのため、昔から鏡開きの時には木槌などで叩いて割っていたのです!
あまりに硬くなっていたら、半日ほどお水につけて、電子レンジで温めると手でちぎれるほど柔らかくなるそうですよ(^^)
鏡餅を割る時に、ヒビの入り方でその1年を占う地域もあるそうです(*_*)
鏡餅のヒビ割れが多ければ、豊作と言われています♪
鏡餅にカビが生えてしまった!
餅米からお餅をついて作った鏡餅は、飾っている時に空気に触れるためカビが生えてしまうことがありますΣ(・ω・ノ)ノ
カビが生えてない部分を食べたら良いのですが、もし全体的にカビが生えてしまったら…
鏡餅は歳神様の魂が込められているので捨てたら失礼です!
バチが当たってしまいそう(-_-)
カビが生えて食べれなくなってしまった時は、1月15日に神社などでやるどんど祭りでお焚き上げをしてもらいましょう!
カビが生えないように湿気・水気・ホコリを避け、風通しが良いところに飾るのがポイントです♪
市販されている真空パックの鏡餅の場合は?
最近では庭先などでお餅をついて鏡餅を作るという家庭は少なくなり、市販されている真空パックの鏡餅を買ってくるという家庭が多いと思います!
鏡餅の形の中に小餅が小分けに入ってるものは、割る必要がなく便利ですよね♪
しかし、鏡餅の形そのままのお餅が入っている真空パックの鏡餅の場合なかなか取れないんですよね…(-_-;)
ここでも包丁を使ってはいけません!
この場合は、レンジで少し温めるとお餅が柔らかくなるので、それを手で分けるようにしましょう。
火傷には注意して下さいね!
我が家では気にせずザクザク包丁で切っていました…
歳神様ごめんなさいm(_ _)m
《まとめ》
いかがでしたか?
鏡開きは、歳神様の魂が込められたお餅を家族の無病息災を祈っていただく(食べる)行事です♪
関東は1月11日・関西は1月15日と地域によって鏡開きの日が違うので住んでる地域は何日なのか知っておきましょう!
鏡開きを正しく行って、良い正月を締めくくりましょう(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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