長引く夏風邪の治し方!症状や原因について
2018/01/08
風邪といえば、冬の寒い時期にひくというイメージがありますが、実は夏に風邪をひくという人も意外と多いんです。
バカは風邪を引かないとか夏風邪をひく奴はバカなど言われる事がありますが、全くもって何の関係もありません。
一体誰が言い出したのでしょうね?笑
冬の風邪と夏の風邪は、引く時期だけが違うだけではないんです!
その違いが、夏風邪は長引きやすく治りにくいと言われる原因でもあります。
今回は夏風邪の症状や治し方についてご説明します(^^)
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夏風邪とは?
風邪のウィルスは200種類以上あると言われており、それぞれ特徴が違います。
一般的に風邪とは、鼻や喉(上気道)にウイルスが感染することで起こる急性炎症のことをいい、正式には「かぜ症候群」と呼ばれるもので「上気道炎」のことを指します!
風邪って炎症から起こるんですね〣( ºΔº )〣
冬に流行するウィルスは寒冷・乾燥を好むのに対し、夏風邪のウィルスは高温・多湿を好むので、梅雨時から夏にかけて5月〜8月の時期に活発に活動します。
この夏の時期に活発になるウィルスに感染してしまうことを「夏風邪」と呼んでいるのです。
夏風邪の症状は?
夏風邪の症状は、普通の風邪の症状「頭痛」「喉の痛み」「発熱」「咳」に加え、「腹痛」や「下痢」が挙げられます 。
夏風邪は「お腹の風邪」と言われるだけあって、その症状は顕著に出てきます。
また、高温多湿で乾燥が気にならない時期なのに喉が痛いという場合は夏風邪を疑った方がいいかもしれません。
夏風邪の症状は、感染するウィルスによっても多少違います。
夏風邪の原因となる代表的なウィルスは「アデノウィルス」「エンテロウィルス」などで、ヘンパンギーナや手足口病、咽頭結膜熱(別名:プール熱)などを発症します。
「アデノ:喉」「エンテロ:腸」という意味です。
ヘンパンギーナ
エンテロウィルスが原因
- 突然38〜40度の高熱が出る
- 口内炎や水泡ができる
- 喉や口蓋垂(のどちんこ)に炎症が起きる
重症になると脳炎や髄膜炎に…
患者のほとんどが4歳以下で、特に1歳に多くみられます。
手足口病
エンテロウィルスに属するいくつかのウィルスが原因
- 平熱もしくは微熱
- 口・手・足の裏や甲に小さな水泡ができる
- 炎症は起きない
重症になると脳炎や髄膜炎に…
患者の約90%が5歳以下の幼児で、重症化することは稀ですが合併症を引き起こす場合もあります。
咽頭結膜熱(プール熱)
アデノウィルスが原因
- 38度以上の高熱
- 水泡はできない
- 咽頭や目の結膜に炎症が起きる
重症になると肺炎や髄膜炎に…
患者の約60%が5歳以下の幼児で、その次に小学生の子供が多くみられます。
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夏風邪の原因は?
風邪のウィルスは200種類以上あると先程も述べましたが、風邪にはウィルス性と細菌性があるのを知っていましたか?
しかし、風邪の原因の約90%がウィルス感染になるので、ほとんどウィルスが原因になります。
では、どんな時に感染しやすいのでしょうか?
免疫力の低下
免疫力が下がってしまうとウイルス性の抵抗力が弱ってしまうため感染しやすくなってしまいます…(´-ω-`)
つまり、普段の健康な状態であれば感染してもすぐにウィルスを排除できるのですが、体力がなくて免疫力が下がっている状態の時はウィルスを排除しにくくなってしまうのです。
夏バテの延長で夏風邪をひいてしまったというのは良く聞きますよね...
なるべく疲れを溜めず、その日のうちに疲れを取ってしまいましょう!
冷えや乾燥
エアコンによって家の空気が乾燥してしまうと、喉や鼻の粘膜も乾燥してしまいます。
喉や鼻の粘膜はウィルスの侵入を防ぐ役割を持っているのですが、乾燥してしまうと粘膜は弱くなってしまうのです…
するとウィルスは簡単に身体に侵入してしまいます(´-ω-`)
また、夏ということもあって冷たいものをたくさん食べたり、エアコンの効いた部屋にずっといたりすると身体が冷えてしまいます…
身体が冷えてしまうと免疫力を下げてしまいます。
夏風邪の治し方は?
夏風邪の原因となるウィルスは、ほとんどがお腹の中で増殖するため体外に排出するまでに時間がかかります。
そのため、夏風邪は長引く・治りにくいという特徴があります。
夏風邪の原因になるウィルスを退治する有効な薬はありません。
これらのウィルスを退治するには、自分の持っている免疫力を高めてウィルスが排除されるのを待つしかありません…
そのためにも、早く夏風邪を治すためには「十分な睡眠」が1番です!
睡眠を十分にとることで身体を休ませ、体力や免疫力を回復させましょう。
風邪の時に効く食べ物も是非参考にしてみて下さい(^^)
しかし、夏風邪をひいてしまった時は無理に食べないほうがいいです...
上記の記事にも書いてますが、風邪のウィルスと戦うためのエネルギーを消化に使ってしまうため回復が遅れてしまうからです〣( ºΔº )〣
しかしたくさん汗をかいたり、症状がひどく嘔吐や下痢を繰り返している場合は、水分不足で脱水症状を引き起こしてしまうので、経口補水液でこまめに水分補給を行ってください!
この時にスポーツ飲料NG!
500mlのペットボトルで、角砂糖6〜9個入っているんですΣ(・ω・ノ)ノ
体内の水分量が少ない時にこのような飲料を飲んでしまうと、急性の糖尿病になる危険性も...
また、夏風邪の症状に多い下痢ですが下痢止めを使ってはいけません!
下痢は、体内の不要なもの(菌やウィルスも含めて)を体の外に出す作用です。
それを薬を使って無理に止めてしまうと、外に出したい不要なものが体内に残ってしまうのため風邪のウィルスも排出するのとができず、かえって夏風邪が長引くことも考えられます…
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夏風邪の予防方法は?
夏風邪と冬の風邪はウィルスの種類や特徴が違うと先程も述べましたが、実は感染経路にも違いがあります!
冬の風邪は飛沫感染(ひまつかんせん:くしゃみや咳などで飛ばしたウィルスを吸い込む)が多いのに対し、夏風邪は経口感染(けいこうかんせん:ウィルスが含まれた水や食べ物を摂取する)が多いのが特徴です。
ですので、外から帰ってきたらうがい・手洗いをするのは勿論、家族で夏風邪をひいている人がいたらタオルの共有も避けた方がいいでしょう。
夏風邪のウィルスは湿度高いところが大好きなので、濡れたタオルはとても住みやすい、増殖しやすい場所になってしまいます(´-ω-`)
また室内をエアコンで冷やしすぎると、長時間寒い場所にいることでストレスになったり、外との気温差が激しくなると身体がついていけず自律神経のバランスが乱れてしまいます…
自律神経のバランスが乱れてしまうと、免疫力が低下してしまうので風邪のウィルスに感染する可能性が高くなってしまいます〣( ºΔº )〣
《まとめ》
いかがでしたか?
風邪をひく時期だけが違うと思っていましたが、感染するウィルスの違いだったんですね!
夏風邪の原因ウィルスによって、
- ヘンパンギーナ
- 手足口病、
- 咽頭結膜熱(別名:プール熱)
などを発症します。
これらのウィルスを退治するには、自分の持っている免疫力を高めてウィルスが排除されるのを待つしかありません…
そのためにも、「十分な睡眠」をとって身体を休ませ、体力や免疫力を回復させましょう!
日頃から「バランスの良い食事」「十分な睡眠」「適度な運動」を心掛け、風邪をひかない生活習慣・身体作りをしましょう(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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