お年玉いくら包んだらいいの?年齢別・関係性別の相場やマナーについて
2017/12/13
毎年悩んでしまうお年玉の金額...
あげすぎかな?あげなさすぎかな?と不安になることも多く、なかなか人に聞けないものでもありますよね(-_-;)
子供の頃はこのお年玉がもらえるからお正月が楽しみだったのに、今では悩みの種に...(笑)
恥をかかないためにも、相場やマナーについて知っておきましょう(^^)
スポンサーリンク
お年玉の由来
現在ではお年玉といえばお金が主流ですが、元々はお餅だったって知ってましたか?
しかし、ただのお餅ではありません!
本来お正月とは、先祖神である歳神様をおうちにお迎えする行事で、その歳神様がお正月の期間拠り処とするのが鏡餅なのです。
そのため、鏡餅には歳神様の魂が込められていると言われ、その有難いお餅を家長が家族に分け与えたことがお年玉の始まりとされています。
年の初めの賜物(たまもの)だから「お年賜」、鏡餅が丸いことから「お年玉」、歳神様から魂を分けてもらうことから「お年魂」という様々な説がありますが、どれも歳神様が関わっています(^^)
鏡餅についてはこちらを参考にして下さい♪
鏡餅は江戸時代の始めから受け継がれている行事って知っていましたか?
そのため、この頃からお年玉の習慣も浸透したといわれています。
当時のお年玉はお餅だけでなく品物やお金のこともあり、年始の贈り物とされていました。
お年玉は元々家長から家族へ贈られるものでしたが、次第に主人から使用人へ、師匠から弟子へと範囲が広がっていき、目上の人から目下へ贈られる習慣となりました。
ですので、贈る相手は必ず子供というわけではなかったんですね!
現在のようにお金を渡すようになったのは昭和30年代後半の高度経済成長期ごろからで、都市部を中心にお金を贈るようになり、贈る相手もだんだん子供限定になっていきました。
ということは、お年玉が現在の形式になったのはここ数年ということですねΣ(・ω・ノ)ノ
何歳からあげるの?
これ、悩みますよね…(-_-;)
生まれたばかりの赤ちゃんに渡しても本人は意味が分かっていないのであげていないという人がほとんどで、幼稚園に入園してから渡すという人が多いです。
しかし、出産祝いを渡しているかどうかでも対応は変わってきます…
出産祝いを渡している場合
1年を通してよく会う間柄や出産祝いを別にの機会に渡してる場合はお年玉渡さなくても問題ありません(^^)
もしお年玉あげるとしても1,000円が妥当です。
それ以外としては、図書カード(500〜1,000円)がオススメです!
「これで絵本を買ってお母さんに読んでもらってね(^^)」と添えれば完璧ですね♪
出産祝いをしていない場合
年に数回しか会わない間柄や出産祝いを渡していない場合は、お正月に親戚同士で会ったときにお年玉と出産祝いを一緒に渡した方が無難です(-_-;)
友達には渡さないという人がほとんどでした。
相場は先ほどと同じ1,000円です。
しかし、出産祝いは関係性によって金額も変わってきますよね?
<出産祝いの相場>
兄弟:10,000〜30,000円
いとこ:5,000円か10,000円
会社の同僚・上司・後輩:5,000円
お年玉と出産祝いは必ず封筒を別々にして渡しましょう!
スポンサーリンク
お年玉の相場は?
お年玉の金額は「自分の子供」「親戚の子供」「友達の子供」など、あげる子供との関係性によって相場も変わってきますよね?
一般的に多いのは「年齢÷2×1,000円」です。
あくまで一般的にという話で、必ずこうしなければならないというわけではありません。
家族や親戚で基準を決めてしまうと悩むことなく楽ですよね(^^)
今回は年齢別・関係性別に相場をまとめてみました♪
未就学児の場合
未就学児とは生まれて間もない0歳から小学校入学前までのお子さんです。
先ほども書いたようにあげてない家庭がほとんどで、親戚の子供や友達の子供にお年玉を渡す場合は、おもちゃやお菓子などで渡すことが多いそうです。
あまり高いものだともらった方の親も気を使うので、1,000円くらいまでのものがいいでしょう(^^)
我が家では幼稚園からお年玉をもらってた気がしますが、その時は1,000円が札よりも500円玉の方が嬉しかったですね(笑)
中の金額よりも今年はどんなキャラクターのポチ袋だろう?と楽しみにしてたのを覚えてます♪
小学生の場合
小学校低学年は1,000〜3,000円が相場、高学年は3,000〜5,000円が相場です。
少し金額が上がりますね!
しかし親戚の子供には、低学年は1,000円・高学年は3,000円が相場のようです。
友達の子供には、低学年であっても高学年であっても1,000円が相場です。
小学校低学年では自分でお金を使う事はほとんどありませんが、高学年になると欲しいゲームやおもちゃなど自分の財布からお金を出して使う機会も増えてきます。
正しい金銭感覚を身に付けるためにも多すぎず少なすぎずの金額を渡すのがいいでしょう♪
中学生の場合
中学生の相場は、5,000円という家庭が多いようです !
親戚の子供の場合でも5,000円という相場は変わらず、友達の子供の場合は3,000円が相場です。
高校生の場合
高校生の相場は5,000〜10,000円です。
中学生の時と同じという家庭もあれば、高校生に上がったしと金額をあげる家庭もあるようです。
親戚の子供の場合でも友達の子供の場合でも高校生には5,000円が相場のようです。
地域によっても相場は変わるので、参考程度にしてみて下さいね(^^)
いつまであげるの?
お年玉は、目上の人(大人)から目下(子供)に贈るものです(^^)
ですので大人になるまで渡すのが一般的ですが、大人っていつまでなんでしょうか?
高校卒業まで?
20歳まで?
社会人になる(就職する)まで?
アルバイトを始めたら?
など人によって意見も様々です...(-_-;)
一般的には「高校卒業まで」が圧倒的に多く、その次が「社会人になるまで」でした!
私は高校を卒業してから実家を出たので高校卒業までしかもらえませんでしたが、大学生になってもお年玉をもらっている友達もいました。
また、自分がもらっていた年齢まであげるという人も多かったです。
これも家族や親戚で決めておいた方が良さそうですね♪
スポンサーリンク
どこまで(誰まで)あげるの?
できたら縁のある子供全員に渡したいところですが、そんな事をしてしまうと...(>_<)
どこで線引したらいいのかも難しいですよね?
お年玉は、姪や甥、年始の挨拶で毎年来る子供にあげるのが一般的です。
ですので、友達の子供はお正月に会わなければあげないという意見が多かったです。
姪や甥にはほとんどの人がお年玉をあげますが、いとこの子供にあげるのは3割程度になっています。
昔はお正月に親戚が集まって新年の挨拶をしていたので、その時に渡したりいない場合はおじいちゃんやおばあちゃんに預けたりしていましたが、最近では「お正月に会えばお年玉を渡す、会わなければ渡さない」という意見が多いです。
お年玉のマナー
お年玉にもマナーがあるのを知っていましたか?
まず、お年玉は目上の人から目下へ贈る習慣ですので上司など目上の人の子供にお年玉をあげるのは大変失礼になります。
どうしても渡したいという場合は、「お年賀」として図書券やお菓子などを渡すのがいいでしょう(^^)
お札について
お年玉は新しい年の初めに渡すものなので、新しいお札を使いましょう♪
年末年始は銀行が込み合うこともあるので、早めに用意することをおすすめします。
どうしても用意できなかった場合は、アイロンやヘアアイロンでピン札を作ることが出来るので是非参考にしてみて下さい(^^)
お札を折る時は表(肖像がある側)が内側になるように左から右の順で三つ折りに折りましょう。
ポチ袋に入れる際も、肖像が逆さにならないように入れましょう!
硬貨の場合も表を向けて入れましょう!
硬貨は、絵と漢数字がある方が表・製造年月日がある方が裏になります。
ポチ袋について
お年玉やご祝儀を入れる小さな紙製の袋のことをポチ袋といいます。
ポチ袋はお年玉だけでなく、心づけを包む際などにも用いられますが、右上に「お年玉」と書かれてるものはお年玉にしか使えないので、注意して下さいね!
最近ではキャラクターのポチ袋が多く出回っているので、子供が好きなキャラクターのものを用意しておくと喜ばれますよ(^^)
ポチ袋の右上には「お年玉」、左上には「〇〇ちゃんへ」と書いておきましょう!
渡し間違えも防げますしね♪
ポチ袋とは...
ポチ袋の「ポチ」とは関西方言で「心付け・祝儀」を意味し、水引やのしのついた祝儀袋ほど大げさではなく、もっぱら舞妓や芸妓などに少額の祝儀を渡す時に入れる袋として使われていました。
「ポチ」には、「小さな(これっぽち)」という意味もあり、「少ないですが」という謙虚な気持ちで与えたのが始まりだそうです!
関西を中心に気軽な祝儀袋として使われるようになり、お年玉をお金で渡すようになった昭和30年代後半より子供に渡すお年玉袋として広く使われるようになりました(^^)
その頃から関東ではずっと「お年玉袋」と呼んでいましたが、ここ10年ほどで全国的にも「ポチ袋」と呼ばれています。
金額について
お年玉あげるときの金額ですが、4(死)や9(苦)のつく数字は縁起が悪いので避けるようにしましょう。
そのため相場の金額も、1,000円・3,000円・5,000円・10,000円なのですね!
あげる時
お年玉をあげる時は「必ず親がいる時にやりとり」をしましょう !
親がきちんとお礼を言える状態で渡すというのがポイントで、子供だけの時に渡すのはマナー違反とされます。
子供だけの時だと親に隠す可能性がありますし、親はお礼を言うことができずバツの悪い思いをしてしまうことになるからです。
もらう時
お年玉もらう時は「その場でポチ袋をあけさせない」「きちんとお礼を言わせる」ようにしましょう!
そのため、子供にきちんと伝えておかないといけません。
親から子供に渡す時に、この2つを気をつけるよう教えてあげましょう(^^)
我が家ではお年玉をもらったらきちんとお礼を言い、自分の部屋に戻ってあけるように言われてました。
出来ないのであれば、お年玉なしでした(-_-)
マナーだったんですね。
スポンサーリンク
喪中のときは...?
喪中の時は年賀状を書いてはいけなかったり、お正月お祝いしてはいけなかったりしますが、お年玉はどうなのでしょうか?
これは喪中なのか忌中なのかによって変わってきます。
喪中:近親者が亡くなった時に一定期間個人の冥福を祈って慎ましく生活する期間のこと
忌中:近親者が亡くなった時に喪に服する期間のこと(一般的には四十九日)
忌中が明ければ、お年玉を渡してもOKです(^^)
しかし、喪中は新年を祝う言葉は使えないので「おめでとう」と言う言葉は使わないようにしましょう。
忌中は、穢れ(けがれ) である「死」を忌む期間なのでお年玉を渡せません。
しかし子供たちも年に一度楽しみにしているもの…
渡す場合は、お年玉として渡さずに「今は〇〇さん(故人)の喪中だから…」と一言添えて、無地の封筒や白い袋に入れて渡したり、元日を避けて渡したり、配慮すると良いでしょう。
《まとめ》
いかがでしたか?
渡す側になって毎年悩んでしまうお年玉...
あまりに少ないとケチな人だと恥をかくけど、なるべく出費を抑えたい(>_<)
お年玉の相場を年齢別・関係性別でまとめてみました!
<自分の子供>
未就学児:1,000円
小学生:低学年3,000円/高学年5,000円
中学生5,000円
高校生:10,000円
<親戚の子供>
未就学児:1,000円未満(お菓子やおもちゃなど)
小学生:低学年1,000円/高学年3,000円
中学生5,000円
高校生:5,000円
<友達の子供>
未就学児:1,000円未満(お菓子やおもちゃなど)
小学生:低学年1,000円/高学年1,000円
中学生3,000円
高校生:5,000円
地域によっても違うので必ずこうでなくてはならないというものではありません。
一般的に多いのは「年齢÷2×1,000円」ですので、これを目安にしてもいいと思います。
ただその際には4(死)・9(苦)は縁起が悪いので避けましょう!
家族や親戚同士で話し合って金額を決めてしまってもいいと思いますよ(^^)
ぜひ参考にしてみて下さいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
記事がよかったら、シェアして頂けると嬉しいです(^^)