憲法記念日ってどんな日?
2017/12/27
5月といえば、ゴールデンウィーク!
毎年何日連休になるかワクワクしますよね(^^)
5月3日は「憲法記念日」なのですが、どんな日なのか知ってますか?
なんとなく…(´-ω-`)
って感じですよね(笑)
今回は「憲法記念日」について、どういう日なのか?をまとめてみました♪
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憲法記念日とは?
国民の休日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)では、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨としている。
うーん(´-ω-`)
要するに、日本国憲法が制定された記念と国の成長を期待する日ということ。
いつ定められたの?
憲法記念日は、1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念して、1948年(昭和23年)に公布・施行された祝日法によって設定されました。
日本は太平洋戦争の敗戦によって、GHQの指導のもと富国強兵の軍国主義から平和主義へと国の方針を転換することになりました。
その過程で、大日本帝国憲法が日本国憲法へと移行されたのです。
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憲法記念日の由来は?起源は?
なぜ5月3日が憲法記念日になったのでしょうか?
実は、文化の日とも関係してるんです!
日本国憲法には公布された日と施行された日の2つがあります。
公布とは、成立した法律の内容を一般に周知すること。
つまり、日本の憲法がこういう風にかわるよー!と告知すること。
施行とは、実際にその憲法を実行しますよー!ということ。
日本国憲法の施行された日は5月3日の憲法記念日なのですが、公布された日は11月3日の文化の日なんです。
ほう!それで関係してるのか(*_*)
実はこの11月3日は「明治天皇の誕生日」なのです。
明治時代は11月3日は「天長節(てんちょうせつ:その時代の天皇の誕生日)」という祝日でしたが、明治天皇がお亡くなりになり11月3日が天長節として存続できなくなりました。
その時代の天皇の誕生日が天長節だから、昭和の時代になり昭和天皇の誕生日が天長節となったんですね。
しかし、国民が「近代日本の礎を築いた明治天皇の功績を後世に伝えていくために11月3日の祝日としてほしい」という運動を起こし、1927年(昭和2年)に「明治節」という名称で祝日になったのです!
前憲法である大日本帝国憲法は、2月11日に公布されました。
この日は現在では「建国記念の日」ですが、元々は「紀元節(きげんせつ)」と言って、初代天皇である神武(じんむ)天皇が即位した日なんです!
建国記念の日についてはこちらをどうぞ(^^)
この事にならって、新憲法である日本国憲法の公布日を明治節である11月3日にしました。
そして、その半年後の5月3日に施行されのです。
元々、憲法記念日は11月3日にするという話もあったのですが、GHQの強い反対により実現しませんでした(>_<)
そのため、憲法記念日は施行日の5月3日になったのです。
GHQの最大の目的は「日本人から愛国心を奪い、日本人の精神を弱体化させること」であるため、天皇との繋がりを少なくさせたかったんですね...
そして日本国憲法が施行された翌年1948年(昭和23年)に、紀元節も明治節もGHQによって廃止されました。
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今更だけど、日本国憲法って?
日本国憲法とは、前文と11章103条の本文で構成され、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を三大原則としている。
この三大原則の他にも国会(立法)・内閣(行政)・裁判所(司法)の3つに国家権力を分散する三権分立が定めています。
なんか社会の授業で習った気がする…(*_*)
国民主権
前憲法である大日本帝国憲法では、天皇に主権があるとされていました。
そのため、国の方針を最終的に決めるのは天皇でした。
天皇との繋がりを少なくさせたいGHQは、天皇は象徴とし、国の主権は国の主役である国民であるとしました。
その国民の代表が国会議員というわけです。
基本的人権の尊重
人間が人間らしく生きるために、生まれた時から持っている権利を保障するもの。
例えば、存続する権利や自由を求める権利等のことを指します。
この権利は最大限に尊重される必要があり、侵すことのできない永久の権利として規定されています。
平和主義
世界の平和を守るため、戦争・暴力・軍事力を否定し、争い事は平和的に解決するというもの。
この考えから「戦争の放棄(戦争をしないこと)」「戦力の不保持(軍隊やその他の戦力を持たないこと)」「交戦権の否認(国家が戦争する権利を認めないこと)」を憲法に定めています。
この憲法第9条がしばし討論の的になっています...
《まとめ》
いかがでしたか?
日本国憲法が施行された日が憲法記念日ですが、公布された日の経緯をみると日本人の愛国心が強く感じられます!
今の私達からするとそんなにこだわるものなのか?という感覚ですが、GHQの思惑通りになったのかもしれません...
ゴールデンウィークで浮かれてしまいますが、少し祝日の意味をふまえこれからの日本について考えてみてもいいかもしれませんね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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