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端午の節句のお祝い・料理・飾り

端午の節句!兜や鯉のぼりの飾る時期は?いつまで飾るの?

2019/01/20

 

端午の節句といえば、兜や鯉のぼりですよね(^^)

 

端午の節句

 

5月5日に合わせて飾りたいところですが、いざ飾ろうと思うと、

どこに飾ったらいいのか?

何のために飾るのか?

そもそもいつから飾ったらいいのか?

疑問がたくさん出てきます(´-ω-`)

年に1度のことですしね…

 

今回は端午の節句に兜や鯉のぼりを飾る意味や飾る時期についてまとめてみました♪

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端午の節句とは?

 

端午の節句とは江戸時代に制定された「五節句」の内の1つです。

 

日本は昔より季節の変わり目を「節目」とし、収穫した作物を季節ごとに神様にお供えして感謝する習慣がありました 。

また、このような節目には 災害をもたらす邪気が入りやすいと考えられており、邪気払いを行い皆の幸福を願っていました。

その中で重要な節目を「節句」といい、江戸時代に重要な年中行事として5つの節句が選ばれました。

 

人日(じんじつ、1/7)・上巳(じょうし、3/3)・端午(たんご、5/5)・七夕(しちせき、7/7)・重陽(ちょうよう、9/9)の5つが選ばれ、五節句と制定されました。

 

端午の節句とは、家の跡継ぎとして生まれた男の子が無事成長していくことを祈って、一族の繁栄を願う重要な行事です。

詳しくは端午の節句の由来や意味についてを参考にしてみてください(^^)

端午の節句って何するの?由来や意味について
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兜の意味

 

端午の節句で内飾りとして飾られるのが、鎧兜や五月人形です。

 

鎧や兜は戦をするときの道具なのであまり良いイメージを持ってない人もいると思いますが、武将にとっては戦で自分の身を守る役目を果たす大切な道具です(^^)

そのため、子供の身代わりに厄を受ける「お守り」として飾ります。

 

また、身の安全を祈願して神社にお参りする際に鎧や兜を奉納するしきたりがあったこともあり、鎧や兜は命を守る象徴とされてきました。

 

しかし、これらは将軍や武家の風習で当時の庶民は本物の鎧や兜はもちろん持っていませんでした…

そのため、竹や木などで組んだ枠に紙などを貼り付けた張子(はりこ)で兜などを作って飾っていました。

これは、鎧や兜を武器としてではなく精神的な象徴としていたという表れでもあります!

 

 

また、左右に飾られる弓と刀にも意味がちゃんとあるんです。

弓は、病気や災難に合わないように魔除けの意味があります(^^)

初詣に買う「破魔矢」と同じで「魔」を「破」るとして悪い気を払ってくれる縁起物です♪

 

刀は、古来から魂が宿ると言われており宮廷の神事に使われてきました。

そのため「鏡」「玉」「剣(刀)」の3つは三種の神器と呼ばれています♪

端午の節句で飾る刀は、刀に宿っている魂が守ってくれて、繁栄をもたらすと言う意味があります(^^)

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鯉のぼりの意味

 

鎧や兜の内飾りに対して、外飾りになるのが鯉のぼりです。

 

もともと、日本では将軍に男の子が生まれると「家紋のついた旗」や「幟(のぼり)」を立てて祝う風習がありました。

それをマネして、武家も男の子が産まれると「家紋のついた旗」や「幟」を立てて祝うようになりました。

それが次第に町民へと広がっていきます。

 

経済的にも立場的にも低かった町民が「子供に立派になってほしい」と願いを込めて幟に鯉を書いたのが「こいのぼり」の始まりと言われます。

 

鯉は清流はもちろんですが、池や沼でも生息することができる非常に生命力の強い魚です。

中国では「ある時、1匹の鯉が激しい滝水に逆らいながら「竜門」を登りきったところ、龍へ変化し天に昇っていった」という故事(鯉の滝登り)があります。

このようなことから、どんな環境においても生き抜くことができるたくましさを備え、立派に成長してほしいという願いを込めて鯉を幟に書いたとされます(^^)

鯉は立身出世(りっしんしゅっせ)の縁起物とされています。

 

幟に書かれた鯉が変化し、現在のような鯉のぼりになったのは明治時代以降になります。

現在の鯉のぼりは、「真鯉(黒)=父親」「緋鯉(赤)=母親」「子鯉(青)=子供」の3匹が一般的ですが、江戸時代では真鯉だけだったそうです。

実のところ、鯉のぼりの色は真鯉の黒が決まっているだけで他の鯉の色は決まってるわけではないのです…

 

え!?由来はしっかりしてるのにそこテキトーなの!?Σ(・ω・ノ)ノ

 

端午の節句

 

鯉の上に付けられた吹き流しや竿の先についている天球や矢車にもきちんと意味があります(^^)

5つの色でつくられてる吹き流し「魔除け」の意味があり、その色は古代中国の陰陽五行説に由来しています。

天球神様に我が子の存在を気づいてもらえるように矢車どこから魔がきてもそれを射抜くために付けられています。

 

 

飾る時期はいつから?

 

必ずこの日までに出さないといけないという細かな決まりはありませんが、端午の節句は季節の節目・変わり目の行事ですので目安としては春分の日を過ぎたら飾るのが一番いいでしょう(^^)

遅くても4月下旬には飾り終えておきたいところ…

 

5月4日や5日に飾ると一夜飾りになってしまい、縁起が悪いとされます(-_-)

これはお葬式やお通夜などを連想させるためです。

これは端午の節句に限らず、お祝い事(お正月やひな祭り)は全て当てはまりますので覚えておきましょう!

 

飾る日は六曜の「大安(たいあん):万事に用いて吉」の日を選んで飾るのがいいとされますが、特に気にしなくても大丈夫(^^)

それよりも

  • 天気がいい日
  • 家族揃って飾り付けできる日

を選んだ方がいいでしょう!

 

2019年の春分の日は?大安の日は?

では、2019年の春分の日と大安の日はいつなのでしょうか?

端午の節句までの大安の日を調べてみました(^^)

 

2019年春分の日:3月21日(木)

2019年大安の日

  • 3月22日(金)
  • 3月28日(木)
  • 4月3日(水)
  • 4月7日(日)
  • 4月13日(土)
  • 4月19日(金)
  • 4月25日(木)
  • 5月1日(祝)

 

意外といっぱいある(笑)

4月7日(日)や4月13日(土)に飾るのがいいかもしれませんね!

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兜を飾る場所は?

 

特に方角や場所に決まりはありません。

床の間があれば、床の間に飾るのがいいでしょう。

なければリビングに飾っても問題ありません♪

 

我が家は雛人形も兜も仏壇が置いてある和室に飾ってましたよ。

 

どこに飾っても問題ありませんが、高温多湿・直射日光が当たる場所は避けて下さい!

飾りが色褪せてしまったり変色の原因にもなってしまいます〣( ºΔº )〣

 

 

兜の飾り方

 

兜は平飾りか3段飾りによって飾り方が異なりますが、一般的に多い平飾りで説明しますね(^^)

 

まず、飾る時のポイントは飾る場所で組み立てることです!

そんなん分かってるわ!笑

という感じでしょうが、雛人形同様このような節句のお飾りは細かい部品が多く、非常にデリケートなため移動しないでいいように飾る場所で組み立てましょう!

高価なものですし、何度も買うものではないですしね…(^_^;)

 

平飾りの場合

 

端午の節句

 

土台の後ろ側に屏風を立て、中央に兜や鎧を置く。

向かって左側に弓・右側に刀を飾ります。

刀は柄の部分(持つところ)を下にして飾りましょう!

木の札などがあれば、手前に置く。

 

三段飾りの場合は、これらのお飾りの下段に陣太鼓・扇・柏餅などを飾ります!

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鯉のぼりを飾る場所は?

 

鯉のぼりも特に決まった方角や場所はありません。

ベランダでもお庭でもであれば問題ないです(^^)

 

なぜ外なのかというと、五月晴れの青い空を川に見立てて鯉を泳がすためです♪

厄も一緒に流して、厄払いしましょう!

また、神様に我が子の存在を気づいてもらうために飾るものでもあるので、外がいいでしょう。

 

 

いつまで飾るの?

 

同じ節句飾りである雛人形は「早く片付けないとお嫁に行くのが遅れる」と言われますが、 兜や鯉のぼりはそのような言われはないので焦らなくても大丈夫です(笑)

しかし、端午の節句が終われば遅くても5月中に片付けましょう!

 

飾る日と違ってこの日が良いというのはありませんが、天気がよく・乾燥した日を選ぶのが良いでしょう。

雨の日などにしまうと、湿気も一緒に収納箱に閉じ込めてしまうので、カビなどの原因になってしまいます〣( ºΔº )〣

 

縁起を担ぎたいという人は「大安」だけでなく「友引(ともびき):何事も引き分けで勝負がつかない日」でもOKです♪

 

2019年5月の大安と友引の日は?

片付けも縁起を担ぎたい人のために端午の節句以降の大安と友引の日を調べてみました(^^)

 

<大安の日>

  • 5月6日(祝)
  • 5月12日(日)
  • 5月18日(土)
  • 5月24日(金)
  • 5月30日(木)

<友引の日>

  • 5月9日(木)
  • 5月15日(水)
  • 5月21日(火)
  • 5月27日(月)

 

天気を見ながら都合の良い日を選んでみて下さいね♪

 

5月後半になると梅雨入り前になるのでどうしても湿気の多い時期になってしまいます...

5月6日・12日・18日が土日になるのでちょうど良さそうですね(^^)

 

 

兜を片付けるときの注意点

①しまう前に写真を撮る

写真を撮っておきましょう!

どうしても1年に1度のことなので、飾り方を忘れてしまいます…(^_^;)

写真を撮っておくと、来年飾る時に困らずに済みますよ♪

 

②埃や汚れを落とす

筆や毛ばたき、メガネ拭きなど柔らかい素材のもので埃や汚れを落としてからしまいましょう。

指紋がつかないように、お飾りを触るときは布手袋をするのがおすすめです!

 

③ 包む

新聞や薄い紙、布などで優しく包みます。

新聞紙はインクが付かないように注意して下さいね!

 

④収納箱にしまう

収納箱にしまったら、 隙間に紙を丸めて入れ、動いて傷がつかないようにしましょう。

1年後にしか箱を開けないので、湿気でカビが生えたり虫に食われないように人形用の防虫剤を一緒に入れるのがオススメです。

 

 

鯉のぼりを片付けるときの注意点

①汚れを落とす

どうしても外に飾っているものなので汚れてしまいます…

鯉のぼりの素材は主にポリエステルやナイロンで、紐を取り付ける口の部分には金具などがあるのでクリーニングには向いてません。

大きいので洗うの難しそう…と思いますが、自宅で簡単に洗えますよ♪

軽く水ですすぐか濡れた雑巾で拭くので充分です!

どうしてもそれでとれない汚れがある場合は、かなり薄くした中性洗剤に雑巾を浸し、硬く絞ってから拭いて下さい。

あまりゴシゴシ拭くと金箔などがとれてしまうので優しく拭いて下さいね(^^)

 

②乾燥させてから、折りたたむ

外に干して乾燥させる場合は、風通しの良い日陰に干して下さい。

たたみ方に決まりはありません。

なるべくシワにならないように伸ばしながらたたむといいでしょう!

 

防虫剤は鯉のぼりの色を溶かしてしまう恐れがあるため入れないで下さい!

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兜や鯉のぼりの保管方法は?

 

兜も鯉のぼりもきちんと収納箱(購入した時の箱でOKです)にしまった後、どこで保管するのが良いのでしょうか?

 

収納箱を置く場所は、

  • 寒暖差がない
  • 乾燥しすぎず湿気も少ない
  • 室温があまり高くない
  • 風通しが良い
  • 直射日光が当たらない

がいいでしょう!

 

具体的には、納戸や押し入れの上の段など高い場所がオススメです(^^)

 

 

端午の節句飾りは何歳まで飾るの?

 

端午の節句飾りは、男の子が無事に成長するのを祝って飾るものなので何歳までという決まり事はありません。

 

「無事に成長するまで=大人になるまで」ということですが、小学生〜中学生頃まで飾るという意見が1番多かったです。

また昔の風習だと、15歳〜17歳で元服を迎えると大人とみなされていたので、子供として成長を願うのはふさわしくないとされてました。

 

やはり、15歳くらいまでですかね?

 

他にも、引っ越して飾るスペースがなくなってしまった・体力的に飾るのが大変などの理由もあげられました。

 

端午の節句飾りは「お守り」ですので出来るのなら毎年出して飾るのがいいですね(^^)

 

 

《まとめ》

 

いかがでしたか?

 

端午の節句飾りである兜や鯉のぼりについて分かったでしょうか?

 

端午の節句は、家の跡継ぎとして生まれた男の子が無事成長し、一族の繁栄を願う行事です。

その我が子の代わりに厄を受けてもらう「お守り」として兜を飾り、「立身出世」を願い鯉のぼりを飾ります(^^)

 

2019年は4月7日(日)に飾り、5月6日(日)に片付けるのが一番縁起がいいでしょう♪

 

我が子に対するたくさんの想いや願いが込められた兜や鯉のぼり。

一般的には15歳くらいまで飾るようですが、決まりではないので出来る限り毎年出してあげて下さいね。

 

今年は意味や由来も知ったので、飾るのが楽しくなりそうですね(^^)

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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