エイプリルフールには由来やルールがあるって知ってましたか?
2018/01/08
4月1日といえば、『エイプリルフール(April Fools' Day) 』ですよね!
唯一嘘をついていい日とされ、どんな嘘をつこうかワクワクしたものです(笑)
最近ではSNSの普及によって、より多くの人へ嘘がつけるようになり面白いネタがネット上で飛び交っていますよね。
著名人や企業までも様々な嘘を発信しています!笑
しかし、エイプリルフールにはルールがあるって知ってましたか?
そもそも、なぜ嘘をついていい日なんて作ったのでしょうか?
今回は、エイプリルフールについて由来やルールをお話ししたいと思います(^^)
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エイプリルフール(April Fools' Day)とは?
エイプリルフールとは、毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のことです♪
エイプリルフールは4月1日に騙された人を指し、日本では「四月馬鹿」と直訳されることも…(´-ω-`)
つまり、4月1日は「エイプリルフールの日」というのが正しいんですね!
世界中に浸透しているエイプリルフールですが、いったいいつから始まったのでしょうか?
実はエイプリルフールには様々な由来があるのです。
その中で有力な5つの説を今回はご紹介します!
しかしどれも確証が無いことから、仮説の域で止まっています…
由来① 新暦反抗説
16世紀のフランスでは、春分である3月25日を新しい年の始まりとし、3月25日〜4月1日までは新年を祝う春分祭を行なっていました♪
しかし、1564年にフランスのシャルル9世が現在の暦と同じ「グレゴリオ暦(太陽暦)」を採用した事によって、1月1日が新しい年の始まりとなったのです!
3月25日は旧正月の様なイメージですね(^^)
ところが、国民は今まで慣れ親しんできた習慣が変わってしまうことに反発し、4月1日を「嘘の新年」と皮肉を込めて馬鹿騒ぎをしました。
この騒ぎに激怒したシャルル9世は、「嘘の新年」を祝っていた人々を逮捕し、片っ端から処刑することを命令しましたΣ(・ω・ノ)ノ
その中にはまだ13歳の少女も含まれていたそうです…
フランスの人々は、この事件への抗議や追悼の意味を込めて、その後も4月1日に「嘘の新年」が盛大に祝い、馬鹿騒ぎする様になりました。
逆エイプリルフールの日!?
この13歳という若さで処刑された少女への哀悼の意を表して、1564年から13年ごとに「嘘の嘘の新年」として祝い、その日は全く嘘をついてはいけない日という風習も生まれました。
つまり、真実の日!?
13年ごとなので、
1564年・1577年・1590年…......
となり、次の「嘘の嘘の新年」は2019年になります!
エイプリルフールは世界中に広まりましたが、「嘘の嘘の新年」は次第に人々の記憶から消えていってしまいました…
13年ごとなので、忘れられてしまったのかもしれないですね(´-ω-`)
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由来② インドの修行僧説
昔インドでは、修行僧が春分の日から1週間、悟りの修行を行っていました。
その修行が終わるのが、4月1日。
せっかく悟りの境地に達したのに、厳しい修行が嘘だったかのようにすぐ俗人に戻ってしまうと笑いの種にされていました…
このことから、修行が明けた4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼び、他人をからかう習慣が定着し、エイプリルフールに繋がったとされています…
由来③ ノアの方舟説
ノアの方舟とは旧約聖書に登場する物語です。
堕落した人間に怒った神様が、大洪水を起こして全てを洗い流してしまおうとしますが、神と共に歩み真面目だったノアだけは助けてあげようとこの事を伝えます。
ノアは神様に言われた通り、方舟を作り、動物達を一対づつ乗せ、大洪水が起こるのを待ちました。
やがて大雨が降り続き、世界が大洪水によって流されてしまいましたが、ノア達は助かったという物語。
40日経っても水が引く気配がなく、ノアは陸地を探すために鳩を放ちます。
しかし鳩は何も見つけられず戻ってきてしまいます…
これが4月1日。
この日が無駄だった日ということから、嘘をついても良い日になったといわれています。
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由来④ バカな魚説
フランスでは4月1日を「Poisson d'Avril(ポワソン ダブリル)」と呼ばれます。
フランス語で、Poisson=魚、d'Avril=4月を意味します。
フランスでは、どういうわけか4月にサバが大量に釣れます。
あまり利口ではなく、簡単に釣れることからサバの事を「バカな魚」とも呼ぶそうです…
フランスではエイプリルフールに魚の形をしたお菓子を食べたり、魚の絵を描いて切り取った紙を相手の背中に貼るいたずらをしたりする風習があります。
由来⑤ キリスト裏切り説
ユダは銀貨30枚でイエス・キリストの居場所を教えました。
それがきっかけでイエスは捕らえられ、十字架にかけられることになったのです…
イエス・キリストの命日は4月上旬の金曜日とされていますが定かではありません(-_-)
ユダに裏切られた事を忘れないためにこの日が作られたといわれています。
日本では...?
海外に起源を持つエイプリルフールですが、日本に伝わったのは鎖国期の江戸時代とされています!
結構昔なんですねΣ(・ω・ノ)ノ
しかし、当時は「嘘をついても良い日」ではなく、義理や礼を欠いてしまった(嘘をついていた、お金を借りているのに返してないなど)相手に対し手紙などで「失礼を詫びる日」として「不義理の日」と呼ばれていました。
大正時代に入り、今のエープリルフールが日本に浸透すると、この不義理を詫びるという習慣はどんどん薄れていってしまいました…
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知ってた?エイプリルフールのルール
エイプリルフールだからといって、なんでも嘘をついていいという訳ではありません!
ちゃんとルールがあるんです(^^)
- 嘘をついて良いのは午前中だけ
- 午前中についた嘘は午後にネタばらしをする
- 相手が傷つかない嘘をつく
- 嘘をつかれてもやり返してはいけない
などなど…
イギリスでは、午前中に嘘ついて午後のティータイムにネタばらしをし、みんなで笑って盛り上がるという風習だそうです♪
「あ〜!やられた〜!」と笑顔になるような楽しい嘘にするのがマナーなんです(^^)
エイプリルフールのジンクス!?
エイプリルフールでついた嘘は、その年には真実にならないというジンクスがあります。
もし友達に「結婚しました!」と嘘をついたら…
本当に結婚するのは来年になりそうです( ;∀;)
《まとめ》
いかがでしたか?
エイプリルフールには様々な説があります…
- 新暦反抗説:新暦を採用した国王に対し旧暦の新年である日を皮肉を込めて祝った
- インドの修行僧説:修行が明けた日に堕落して元に戻ってしまうこと笑いの種にされた
- ノアの方舟説:陸地を探すために鳩を放ったが無駄に終わった日
- バカな魚説:4月に大量にサバが釣れることからあまり利口ではないとバカな魚と呼ばれた
- キリスト裏切り説:ユダに裏切られたこと忘れないために作られた
1番信憑性が高いのは、新暦反抗説でしょうか。
日本には江戸時代に伝わりましたが、今の「嘘をついて良い日」という認識になったのは大正時代から。
ここ100年ぐらいなんですねΣ(・ω・ノ)ノ
エイプリルフールのルール
- 嘘をついて良いのは午前中だけ
- 午前中についた嘘は午後にネタばらしをする
- 相手が傷つかない嘘をつく
- 嘘をつかれてもやり返してはいけない
を守り、楽しい嘘でみんなを笑顔に出来ると良いですね(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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