神社での結婚式!どんな服装で行ったらいいの?
2018/01/14
最近、神社で行う日本の伝統的な結婚式が30代のカップルを中心に人気です(^^)
神社での結婚式は、親族のみが一般的だったのですが、最近では親しい友人を呼んで行う事も珍しくありません。
広さの関係などから参列者の人数も少なく、神社の厳粛な雰囲気に緊張してしまいますよね(^^;)
なかなかお呼ばれする機会も少ないですが、いざ呼ばれたとなると
いつもの結婚式と同じ服装でいいのか?
神社での結婚式って何が違うの?
マナーとかあるのかな?
と疑問がいっぱい!
今回は、神社での結婚式に呼ばれた人の疑問を解決していきます\(^o^)/
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神社での結婚式は式場の結婚式と違うの?
結婚式のタイプには大きく分けて4つあります。
教会式:キリスト教式とも呼ばれ、教会で神に結婚を誓い愛の証に指輪を交換する儀式
人前式:形式にとらわれず自由な場所で行い、参列者全員が結婚の証人になる儀式
神前式(しんぜんしき):「家と家」の繋がりを重視し、神社で行われる日本古来の伝統的な儀式
仏前式(ぶつぜんしき):お寺で行われる仏様(ご先祖様)に対して2人が出会った感謝の報告をする儀式
こんなに意味合いが違うなんて知らなかったΣ(・ω・ノ)ノ
仏前式だけ「愛を誓う」のではなく「感謝の報告」になるので少し意味合いが違います。
ご先祖様の誰か1人でも欠けてしまうと出会わなかったどころか自分が存在しませんもんね!
そう考えると素敵です(*^^*)
神前式には何を着ていったらいいの?
基本はいつもの結婚式と服装は一緒で大丈夫です(^^)
結婚式に招待された時の服装やマナーについてを参考にしてみて下さい♪
しかしせっかくの神前式なので、可能であれば和装で参加することをおすすめします(^^)
より「和」のテイストが高まり、式の品格が上がります。
和装で参列すると新郎新婦にも喜ばれますよ♪
友人ゲストの服装
露出を控える・派手でない無地のもの・殺生をイメージさせる皮やファー禁止などのマナーは変わらず、カジュアルスタイルは避けましょう。
<和装の場合>
男性:正装または準礼装で、両家の父親よりも控えめに
女性:柄や色が派手すぎない振袖または訪問着(新婦と被らないように注意!)
<洋装の場合>
男性:正装または準礼装で、両家の父親よりも控えめに
黒スーツに白・グレー・銀などのネクタイが多い
女性:露出を控えたワンピース(肩が出る場合はストール・ボレロ必須!)
新郎新婦の母親や親族は着物が多いので、軽い素材は避けた方がいいでしょう。
シャンタンやサテンなどしっかりした素材を選べばOKです(^^)
両親の服装
新郎新婦が正礼装ならば両親も正礼装、準礼装ならば略礼装と、新郎新婦と同格または控えめにするのが一般的です!
<和装の場合>
父親:紋付羽織袴
母親:黒留袖
<洋装の場合>
父親:燕尾服・タキシード・モーニングコード
母親:イブニングドレス・アフタヌーンドレス
親族の服装
両親よりも控えめにするのが一般的です。
男性:父親が正装なら伯父(叔父)は正装または準礼装(スーツなら黒スーツに白・グレー・銀のネクタイなど準礼装)
女性:母親が正装なら伯母(叔母)は正装または準礼装
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神前式はどんな流れ?
神前式では教会式とは違い、参列者全員で参拝するなどの所作があります!
進行の説明もありますが、どのような流れなのか把握しておきましょう(^^)
①参進(さんしん)の儀
巫女に先導され、新郎新婦、両家の親、親族の順に1列になって神殿へ向かいます。
②入場
神前に向かって、右が新郎側の参列者、左が新婦側の参列者で、血縁の関係の強い順に入場し座る。
③修祓(しゅばつ)の儀
全員起立して拝礼。
結婚の儀式を行う前にお祓いを受け、身を清めます。
お祓いが終わったら全員着席。
④祝詞奏上(のりとそうじょう)
全員起立して、斎主(さいしゅ:儀式を司る神職)に合わせて拝礼。
祝詞とは、神々に対し申し上げる言葉のことです。
斎主が神様に2人の結婚を報告し、末永く幸せが続くように祈ります。
祝詞奏上が終わり、斎主が着席してから全員着席。
⑤三献(さんこん)の儀
ご報告・祈願の後、神様の前で新郎新婦が盃を交わし、夫婦の契りを結ぶ。
大中小の3つの杯を3回ずつに分けて飲むので三三九度とも呼ばれます。
お神酒には、繁栄・魔除けの意味があるんですよ(^^)
⑥神楽奉納(かぐらほうのう)
巫女が神様のために神楽に合わせて舞を踊ります。
神社によってない場合や神社によって順番が前後する。
⑦誓詞奏上(せいしそうじょう)
奏上とは、読み上げるという意味です。
新郎新婦が神様の前に立ち、これから夫婦として歩んでいく誓詞(誓いの言葉)を 読み上げます。
⑧玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(かみしで)を付けたものです。
まずは新郎新婦から神前に玉串をお供えし、仲人夫婦、両家代表(もしくは親族一同)の順でお供えをしていきます。
<玉串奉奠の作法>
- 巫女から玉串をもらう
- 右手で根元、左手で葉を支えるようにしてもらう
- 右手を自分の前にもってくる(時計回り)
- 玉串を額に近づけるように掲げ、末永い幸せを祈願する
- 玉串を元の高さに下げる
- 左手で根元を持ち、右手で葉を支えるように持ち替える(時計回り)
- 神前に一歩進む
- 玉串を胸の高さまで掲げ、お納めする
- 一歩下がって、二礼二拍手一礼をする
⑨指輪交換の儀
もともと神前式にはなかった儀式ですが、希望する人が多く昭和30年代から取り入れられるようになりました。
⑩親族盃(しんぞくさかずき)の儀
三献の儀では新郎新婦が盃を交わしましたが、ここでは両家親族が盃を交わします。
この儀式で両家の結びつくことになります。
巫女が全員にお神酒を注ぎます。
注ぎ終わったら全員起立し、お酒を飲み干す。
飲み方は三三九度で、1.2回目は口を付けるだけ、3回目で一気に飲み干しましょう!
⑪斎主(さいしゅ)挨拶
儀式が全て滞りなく終わったことを斎主が神様に報告します。
全員起立し、斎主に合わせて拝礼。
⑫退場
斎主、新郎新婦、仲人、親族の順で退場。
その後は神殿の前や庭で集合写真を撮りましょう(^^)
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神前式で気を付けたいマナー
厳格で神聖な神前式。
失礼のないようにマナーを事前に確認をしておきましょう!
ピンヒール
参進の儀では、雅楽の演奏が流れ幻想的な雰囲気になります。
しかし、その際にピンヒールのカツカツという音は悪目立ちしてしまいます(>_<)
また神社は砂利道や段差も多いので不向き…
足元注意
神前式では「靴を脱ぐ」想定をしておく必要があります。
神社の場合、神殿に上がる時は靴を脱ぎます。
脱ぎにくい靴や素足は避けましょう!
女性はストッキング必ず履き、色や模様にも配慮しましょう。
男性も靴下の色や模様、穴が開いていないかなど気をつけてくださいね。
荷物は最小限に
神社はホテルや式場と違って、クロークやコインロッカーがないところがほとんどです。
荷物を置ける場所はなかなか無いので、荷物は最小限にして参列しましょう!
遅刻厳禁
神前式だからというものではありませんが、遅刻は厳禁です!
神前式では、全員で参拝する所作などがあるため、途中からの参加はできません。
式の始まる20〜30分前には控え室に到着するようにしましょう(^^)
私語厳禁
神前式は慣れないため、次の所作などを聞きたい気持ちは分かりますが、私語厳禁です!
心を整えて静かに新郎新婦を見守りましょう(^^)
写真撮影は許可をとる
神前式が行われる神殿は神聖な場所。
宗教的な場所は写真を撮ること自体禁止している場合もあります…
専属のカメラマンのみ許可されてる場合もあるので、写真を撮りたい場合は事前に確認をとりましょう!
《まとめ》
いかがでしたか?
神前式ってなかなかお呼ばれする機会も少ないですが、いざ呼ばれたとなると色んな疑問が出ていますよね。
事前にしっかりチェックして、新郎新婦の新たな門出を祝福して下さいね(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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