熱中症に要注意!症状・原因・対策について
2018/01/17
夏になると「熱中症」という言葉がいろんなところで耳にします。
夏の気温が高い時に屋外で作業をしていたり遊んでいたりすると、変化に体が対応できず様々な症状を引き起こしてしまいます…
そのままにしておくと命に関わることも〣( ºΔº )〣
どういう症状がでたら熱中症なのか?
どのような対応をしたらいいのか?
熱中症にならないためにする対策は?
などなど、夏前にしっかりと知っておきましょう!
特に高齢者や小さなお子さんは怖いですからね(°_°)
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熱中症とは?
熱中症とは、人間が持っている体温調節機能が高温多湿の環境に長時間いることによって機能が乱れてしまい、めまいなどの症状が出ることです。
私たちの体は、運動をしなくても普段から熱を作り出しています。
例えば、心臓や脳は休まず動いているので常に熱を作っていますし、食事をすれば消化のために胃腸が活発に働き熱を作ります。
他にも様々な働きで熱を作り出すのですが、体温が上がりっぱなしでは困りますよね…
上がり過ぎた体温を下げるために、自律神経の働きで末梢神経を広げ、皮膚に多くの血液を流れ込ませることで体外へ放出するという働きをします。
汗をかくというのも体温を下げる働きの一つです♪
このようにして、私たちの体は体温調節をしているのですね(^^)
総務省消防庁の資料では、2015年の5月〜9月に熱中症で救急搬送された人は全国で55,852人で、そのうち高齢者の割合が5割を超えています。
熱中症が原因で死亡することもあるため、発症したら適切な対応をしないと危険なことになります〣( ºΔº )〣
死亡に至らなかったとしても、脳機能障害や腎臓障害などの後遺症残す場合もあります…
熱中症の原因と症状
熱中症には4つのタイプがあり、症状が軽い順に熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病と名前がついています。
この4つをまとめて熱中症と呼びます。
熱中症の前によく耳にしていた熱射病は熱中症の1つだったんですねΣ(・ω・ノ)ノ
それぞれ原因と症状が違うので、1つづつ見ていきましょう!
熱失神
暑さで皮膚の血管が広がると、血流が減るため血液が低下してしまいます。
すると脳に送られる血液も減少するため熱失神を引き起こしてしまいます…
<症状>
- めまい
- 顔面蒼白
- 脈が速くて弱くなる
- 一時的な失神
熱けいれん
汗を大量にかき、水分だけを補給した場合に起こります。
汗は水分だけではなく塩分も一緒に排出されます。
汗を舐めると少ししょっぱいですよね!
そのため水分だけ補給すると血液中の塩分(ナトリウム)の濃度が低下して電解質のバランスが崩れるため、足・腕・腹部の筋肉に痛みを伴うけいれんを引き起こしてしまいます…
<症状>
- 手足がつる
- 筋肉がけいれんする
- 筋肉痛
熱疲労
大量に汗をかき、水分・塩分ともに足りなくなることで重度の脱水症状をしている状態です。
熱失神同様、低血圧にもなっています…
しかし、体温調節機能は働いているため発汗は見られます。
<症状>
- 全身倦怠感
- 悪心・嘔吐
- 頭痛
- 集中力や判断力の低下
熱射病
熱射病は熱疲労がさらに悪化した状態で、脱水症状が悪化し体温調節機能が働くなるため発汗もなくなります…
汗をかかず体温が上がり続けるため40℃を超える場合もΣ(・ω・ノ)ノ
体温が41℃を超えるとけいれんがおこり、42℃を超えると細胞が破壊されてしまいます…
中枢神経や心臓・肝臓・腎臓などの臓器に致命的な障害が起こり、死亡するケースも('ロ'('ロ'('ロ'('ロ' )!!!
<症状>
- 体温が高い
- 意識がない
- 呼びかけや刺激への反応が鈍い
- 言動が不自然
- ふらつき
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熱中症の症状が出たら?救急処置は?
実際に熱中症の症状が出た人に対して、どう救急処置をしたらいいのでしょうか?
熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病のどのタイプでも救急処置は同様です!
わかりやすいフローチャートがあったので載せておきますね♪
出典:https://www.ishamachi.com/?p=7676
①症状の確認
まずは熱中症とか症状があるかどうか確認しましょう!
熱中症は症状に気付いたらすぐに対応することが重要です。
また、症状によって熱中症のタイプがわかります。
②意識の確認
症状を確認する上で、意識があるかどうかを確認しましょう!
意識がない・はっきりしないと重度の熱中症(熱射病)なので危険です〣( ºΔº )〣
すぐに救急車を呼んで下さい(119番)
③現場での応急処置
救急車を呼んだ場合でも到着するまで現場で応急処置が必要になります。
涼しい場所へ移動
風通しの良い日陰やクーラーが効いている室内など涼しい場所へ移動させましょう
衣服を緩める
体から熱を放散させるために衣服を脱がせたり緩めたりしましょう
体を冷やす
露出した皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで体を冷やしましょう
氷のうがあれば、太い血管のある首・脇の下(腋窩)・太ももの付け根(鼠径部)を冷やしましょう
④水分・塩分補給
応急処置をし、意識がはっきりしているなら水分・塩分を含んでいる飲料を自分で飲ませて下さい。
汗は水分だけでなく塩分も失うので、同じ水分・塩分を補給しましょう!
スポーツドリンクや経口補水液などがいいですね(^^)
意識がなかったり自分で飲めない場合は、誤って気道に流れ込む可能性があるため無理に飲ませる事は避けて下さい。
吐き気を訴えている場合も、口から水分を補給する事は難しいですね…
これらの場合は医療機関での点滴などの処置が必要になるので、病院へ搬送しましょう!
熱中症にならないためには?
熱中症は屋外だけでなく室内でもなる可能性があります…
熱中症予防をしっかり行いましょう(^^)
こまめに水分補給
喉が乾いていなくても、こまめに水分を取りましょう。
汗は水分だけでなく塩分も排出するため、塩分(ナトリウム)の含まれるスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです!
出掛ける時は水筒やペットボトルなとを持ち歩き、すぐに水分補給できるようにしておくといいですね(^^)
ほどよく塩分補給
過度に塩分を取る必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよく塩分を摂りましょう!
特に大量に汗をかく時は、水分と一緒に塩分も摂る必要があります。
通気性の良い衣服
衣服は麻や綿など通気性の良い生地を選んだり、吸水性や速乾性に優れた素材を選ぶのかおすすめです!
体にこもる熱を発散してくれます(^^)
日差しを避ける
帽子をかぶったり、日傘をさすことで直射日光を避けましょう!
屋外で活動する時は、日陰で行うといいですね♪
室内を涼しくする
扇風機やエアコンを使って室温を適度に下げましょう!
特に寝てる時などは体温がこもりがちです…
電気代がもったいない…と思う人はつけっぱなしの方が電気代が安い?を参考にしてみて下さい♪
こまめに休憩
どうしても暑さや日差しにさらされる環境で活動するときは、こまめな休憩をとり無理をしないようにしましょう!
日常生活でも、バランスの良い食事やしっかりとした睡眠をとることで、熱中症にかかりにくい丈夫な体を作ることができます(^^)
ニュースなどで発表されている熱中症指数をチェックするのもいいですよね!
《まとめ》
いかがでしたか?
いつでも・どこでも・誰でも条件次第で引き起こしてしまう熱中症…
重度の熱中症だと命に関わることも〣( ºΔº )〣
しかし、普段から気をつけることで熱中症は防ぐことができます!
少しでも症状が出たら、 早めに涼しい場所に移動し水分・塩分補給をしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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