お中元を頂いた時のお礼状の書き方・例文について
2019/01/20
もうすぐお中元の時期になりますね !
今年は何が届くのかな?と楽しみにしているご家庭もあるのではないでしょうか?
しかしお中元が届いた後、頂きっぱなしになっていませんか?
お中元を頂いたら、お礼状を出すのが正式なマナーです。
親しい間柄ならいいけど、目上の人やビジネス関係の人にはどのようにお礼状を書いたらいいのか悩んでしまいます…(´-ω-`)
今回はお中元の礼状の書き方やすぐに使える例文をご紹介します!
ぜひ参考にしてみて下さいね♪
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そもそもお中元とは?
お中元とは、日ごろお世話になっている方へお礼や挨拶の気持ちを込めて贈るものです。
年末に贈るお歳暮も、お中元と同じで感謝の気持ちを表す贈り物になります。
ただし、お中元は半年間の感謝、お歳暮は1年間の感謝を表すものになるので、年に1度しか贈らないという場合は、お中元よりもお歳暮の方が良いでしょう!
お中元についてはこちらを参考にして下さい(^^)
お中元のお礼状を書く時の注意点
贈りものを頂いたら、できるだけ早くお礼状を出しましょう。
親しい間柄なら電話で「ありがとう」の言葉を伝えてもいいかもしれません。
また友人にはメールでお礼を伝えるということも多いでしょう。
しかし、これらは略式になるので親しい間柄の人でなければ失礼に当たります。
目上の人やビジネス関係の人にはきちんとお礼状を書くのがマナーです!
お中元のお礼状は、便箋に縦書きで書いて出すのが基本的ですがハガキでも問題はありません(^^)
もちろん、手書きがいいでしょう♪
しかし、会社でたくさんお礼状を送らなければならない場合は印刷でも構いません。
ハガキは上質でシンプルなものや夏らしい季節感のある絵柄のものがよく用いられます。
送る相手に合わせて選ぶといいですね(^^)
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お中元のお礼状の書き方(基本構成)
お中元のお礼状の基本的な構成はこのようになっています。
①挨拶の言葉
その年の気候によって様々な表現があるので、肌で感じる気候を表現してみましょう。
また、お礼状を出す時期が暑中見舞いの時期と重なる場合は季節感を表す言葉としてを用いてもOKです!
「暑中見舞い申し上げます」を使う場合は、拝啓などの頭語(とうご)は使いません。
もちろん、頭語を使わなければ敬具などの結語(けつご)も必要ありません。
<季節を表す言葉>
梅雨明けが待たれるこの頃、
梅雨明けと同時に暑さも本格的になりましたが、
盛夏の候、(7月全般に使えます)
暑さ厳しき折ではございますが、
残暑の候、(立秋を過ぎたら使います)
※2019年の立秋は8月8日です(太陽と地球の位置関係によって毎年変わります)
<相手の近況を尋ねる>
いかがお過ごしでしょうか?
お元気ですからっしゃいますか?
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
貴社ますますご繁栄(ご発展/ご健勝)のこととお慶び申し上げます。
○○地方ではどうでしょうか?
②お中元を頂いたことへのお礼や感謝の言葉
お中元を頂いたことへのお礼や感謝の言葉から書き始めましょう 。
この度は、結構な品をご恵贈(けいぞう)頂きまして、誠に有り難うございました。
この度はおいしい○○を贈って頂きましてありがとうございました。家族みんなでペロリとたいらげました。
この度は丁寧なお中元の品をお贈り頂き、誠に有り難うございました。
贈った品の感想など、自分だけでなく家族も喜んでいることを添えるとお中元を贈ってくれた相手の方にも喜ばれます(^^)
親しい相手であれば、自分の近況報告も入れるといいですよ。
③相手の健康を気遣う言葉
1年で最も暑い時期になるため、相手の健康を気遣う言葉を入れましょう♪
これから暑さが本格化しますので、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄を祈り申し上げます。
暑さはまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛下さいませ。
今年は例年にない猛暑と聞いております。どうぞ健やかにお過ごしください。
暑さ厳しき折から、ご自愛のほどお祈りいたします。
④結びの言葉
まずは略儀ながら、お礼まで。
まずは書中をもってお礼申し上げます。
まずは取り急ぎお礼まで。
文頭で頭語を使っている場合は、敬具などの結語をいれます。
⑤日付・差出人名
平成○○年○月○日
平成○○年○月
平成○○年 盛夏
内容が入りきらない場合は、日付と差出人名を省略してもOKです!
バランスを見て書いて下さい(^^)
宛名の書き方
最近では宛名を横書きにすることもありますが、正式なマナーではないので目上の人やビジネス関係の相手には縦書きで書いたほうがいいでしょう!
これはお礼状だけでなく、年賀状や暑中見舞いなども同じです(^^)
間違えてしまった場合は、修正テープ家に修正など使わず新しいハガキに書き直しましょうね!
官製ハガキの場合は、郵便局に持っていくと数円の手数料で新しいハガキや切手に変えてくれるので書き間違ったものや余ったものを持っていくといいですよ♪
文字のバランスも気をつけながら宛名を書いていきましょう!
①相手の住所
住所は郵便番号枠の右3つに収まるようにし、枠の右2つの中心に合わせて書き始めるとバランスが良くなります。
住所はなるべく省略せず、漢数字を持ちいて正確に記載しましょう!
②宛名
住所よりも大きめの文字で、郵便番号枠の左2つの中心に合わせるとバランスが良くなります。
肩書がある場合は、バランスを見て宛名を少し左にずらしてもOKです(^^)
その際に気をつけたいのが、肩書には敬称はつけないということ!
会社にお礼状を送る場合は、会社名に「御中」をつけ、部署名を記載する場合は部署名にのみ「御中」をつけます。
自宅であれば、個人名に「様」で十分です♪
○「○○株式会社 △△部 部長 諸中美舞様」
○「○○株式会社 △△部御中」
○「○○株式会社御中」
✖️「○○株式会社 △△部 諸中美舞部長様」
✖️「○○株式会社御中 諸中美舞様」
✖️「○○株式会社御中 △△部御中」
③差出人住所と氏名
切手の幅内に収めるとバランスが良くなります。
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送り先別!お礼状の例文
まずハガキのデザインですが目上の人やビジネス関係の相手には、上質でシンプルなものを選ぶのがいいでしょう!
親しい間柄や友人には、季節感があるもの(ひまわり・ヨット・かき氷・朝顔など)が夏らしくていいですよ(^^)
目上の人へ
○○○○様
拝啓 盛夏の候、皆様には益々ご健勝のことと存じあげます。
さて、この度はお心のこもったお品を頂戴し、誠にありがとうございました。
いつもながらのお心遣い、心より感謝申し上げます。
暑さ厳しき折からご自愛のほどお祈りいたします。
まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
平成○○年○月○日
自分の氏名
○○○○様
拝啓 厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、この度は結構なお中元の品をお送り頂きまして、誠に有り難うございました。
日ごろから何かとお世話になっておりますのに、お心にかけていただき恐縮しております。
暑さはまだ続くようですが、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
平成○○年○月○日
自分の氏名
取引先・顧客へ
株式会社○○○○
代表取締役○○○○様
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、この度はご丁寧にも結構な品をご寄贈賜わり、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げますとともに、今後いっそうの御交誼(ごこうぎ)のほどお願いいたします。
略儀ながら書中を持って御礼申し上げます。
敬具
平成○○年○月○日
株式会社○○○○
代表取締役○○○○
株式会社○○○○
代表取締役○○○○様
謹啓 盛夏の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度は結構なお品をご恵贈頂きましてありがとうございました。
早速一同で有り難く頂戴いたしました。
これからもご信頼にお応え出来るよう誠心誠意努力してまいる所存でございます。
何卒ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
暑さこれからが本番でございます。
皆様どうぞご自愛下さいませ。
末筆ではございますが、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
略儀ながら書中を持って御礼申し上げます。
敬具
平成○○年○月○日
株式会社○○○○
代表取締役○○○○
上司の妻から部下へ
本日は大変結構なお中元をお贈り頂き、ありがとうございました。
主人は只今出張中ですので、私が代理で御礼申し上げます。
頂戴しました(メーカー名)の(品物名)は主人の大好物で、帰りましたらさぞ喜ぶことでしょう。
今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。
これから暑くなりますが、くれぐれもお身体を大切になさって下さいますように。
かしこ
平成○○年○月
暑さも一段と厳しくなって参りましたが、〇〇様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、この度は結構なお品を頂戴いたしまして、誠に有り難うございました。
平素より夫がお世話になっておりますのに、このようなお心遣いを頂き恐縮に存じます。
夫はもとより家族一同、(頂いた品物)は大好物でございますので、喜んで賞味させて頂きました。
主人もくれぐれもよろしくと申しておりました。
暑さまたまた続くようです。
どうぞご自愛下さいませ。
敬具
平成○○年 盛夏
知人・友人へ
暑中お見舞い申し上げます
梅雨明けから本格的な暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
この度は美味しい(頂いた品物)を贈って頂きまして、有難うございました。
家族全員でペロリとたいらげました。
いつもお心遣いをいただき、本当にありがとうございます。
暑さはこれからが本番です。
皆様どうぞご自愛ください。
お礼のみにて失礼いたします。
平成○○年 盛夏
拝啓 暑さ厳しき折、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私たちは至って元気に過ごしております。
さて、この度はご丁寧なお心遣いを頂き、本当に有り難うございました。
子供たちも「○○○○○!」と大喜びしております。
奥様にもくれぐれもよろしくお伝えください。
まだしばらくは厳しい暑さが続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけくださいませ。
お礼まで
敬具
平成○○年○月○日
仲人(なこうど)
<仲人をしてあげた新婚夫婦へ>
拝啓 盛夏の候、いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は心のこもったお品を頂き、本当に有り難うございました。
いつも貴家のご両親様には大変お世話になっておりますのに、この度のお二人からのお心遣いに恐縮しております。
常日頃から貴家の仲の良い親子関係をぜひ見習いたいと、妻の〇〇と話しております。
皆様御一家とのお付き合いは私どもの喜びではございますが、今後はどうかあまりお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
暑さはまだまだ続くようです。
どうぞご自愛ください。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
敬具
平成○○年○月○日
自分の氏名・妻の名前
<仲人をしてもらった人へ>
拝啓 梅雨明けの太陽がまぶしい今日この頃ですが、〇〇様ご夫婦にはますますご壮健にてご活躍のこととお喜び申し上げます。
この度は、結構なお中元の品を頂きありがとうございます。
いつもお気遣い頂き、誠に感謝しております。
新生活も落ち着いてまいりましたので、近日中にお二人をお招きしたいと存じます。
まだまだ未熟な二人でございますが、今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
私は例年にない猛暑と聞いております。
どうぞ健やかにお過ごしください。
まずは御礼申し上げます。
敬具
平成○○年○月○日
自分の氏名・妻の名前
お礼状に返信は必要?
お礼にお礼をするのはおかしいため、一般的には返信は必要ありません。
きりが無いですしね...
しかし相手が目上の人の場合、こちらで連絡を止めるのはちょっと(´-ω-`)
返信したらマナー違反というわけでもないので、電話やメールにて「ご丁寧にお手紙を頂き、ありがとうございます。」と連絡してもいいでしょう♪
最近ではメールでお礼を言われることも多いですが、こちらも一般的に返信は必要ありません。
しかし、メールとなるとなおさら既読スルーするのもな〜と考えてしまいます...
親しい間柄なら普通に返信したらいいですが、目上の人からきた場合は無視するわけにもいかないし何て返信したらいいのか悩んでしまいます(´-ω-`)
この度は、丁寧にお礼の言葉をいただきまして、見に余る思いでございます。
まだまだ未熟者ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます 。
暑さ厳しき折から、ご自愛のほどお祈りいたします。
と返信するのはどうでしょうか?
《まとめ》
いかがでしたか?
お中元を頂いたら、できるだけ早くお礼状を出すのがマナーです!
目上の人やビジネス関係の人にはどのようにお礼状を書いたらいいのか悩んでしまいますが、例文をもとに自分に合う文章で書いてみてください(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
記事がよかったら、シェアして頂けると嬉しいです(^^)