天皇誕生日が変わる理由と2017年度の一般参賀について
2017/12/15
12月の祝日と言えば「天皇誕生日」\(^o^)/
残念なことに2017年は土曜日のため、祝日で嬉しい!という気持ちが薄れてしまいます...
2017年6月9日に「天皇退位の特例法」が成立し、12月1日に天皇陛下の退位日が2019年4月29日に決定しました。
生前の退位は、約200年ぶりとなります!
しかし、そうなると天皇誕生日ってどうなるの?
12月23日は普通の日になっちゃうの?
そもそもなぜ変わるの?
と色んな疑問が出てきます(´-ω-`)
今回は、そんな天皇誕生日について色々とまとめてみました♪
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天皇誕生日とは?
天皇誕生日とは、その名の通り今生天皇(きんじょうてんのう:在位中の天皇)の誕生日を祝う日です。
国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条にもそのように定められています。
1948年(昭和23年)まで、天皇誕生日は天長節(てんちょうせつ)と呼ばれていました。
しかし、戦争に負けた日本はアメリカの占領下になりGHQによって天長節を含む四大節は廃止となりました。
天長節を残しておいたら愛国心が強く天皇を崇拝する日本人がまた一致団結しアメリカを攻撃するかもと考えたんですね...
天皇誕生日はなぜ変わる?
天皇誕生日は、先程も述べたように今上天皇の誕生日です。
ですので、天皇陛下が崩御され皇太子殿下が即位された場合は日にちが変わります。
現在の皇太子徳仁親王のお誕生日は2月23日なので、次の天皇誕生日はこの日になります。
そうなった場合、現在の天皇誕生日である12月23日はどうなるのでしょうか?
崩御された天皇陛下の誕生日もいくつかは祝日として今でも残っていますが、現在の天皇誕生日がどうなるのかまだ分かりません...
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歴代天皇の誕生日について
明治天皇のお誕生日である11月3日は、現在「文化の日」として残っています。
明治天皇が崩御し大正天皇が即位した際に明治天皇の誕生日は祝日ではなくなったのですが、近代日本の礎を築いたとして昭和天皇が即位する際明治節として祝日にしました。
詳しくは文化の日についてを参照下さい♪
昭和天皇のお誕生日も祝日になっています!
こちらは2007年(平成19年)に「昭和の日」として名称が変更されたので分かる方も多いと思います(^^)
4月29日ですね!
この改正にはたくさんの人の想いが込められているんですよ。
詳しくは昭和の日をどうぞ♪
明治⇒大正⇒昭和⇒平成なので、大正天皇は?と単純に疑問になりますが、大正天皇のお誕生日は祝日になっていません...
在位中も誕生日である8月31日は猛暑で行事が困難として10月31日にズラされています(´-ω-`)
天皇誕生日の一般参賀について
映像や写真が多く出回り、日本人で知らない人はいないと言っても過言でないのが天皇陛下です。
みなさんもパッとお顔が思い出せますよね(^^)
しかし、一般国民である私達が生で見る機会はなかなかなく、テレビの中の存在…
そんな天皇陛下を生で見れるチャンスが天皇誕生日の一般参賀です!
一般参賀とは、天皇陛下が国民から祝賀を受ける行事です。
天皇陛下にお目にかかれる機会は年に2度しかなく、天皇誕生日の一般参賀とお正月の新年祝賀になります。
年に2回しかチャンスはないので、ぜひこの機会に足を運んでみて下さい♪
場所や時間
天皇誕生日の一般参賀の日にちはもちろんですが、天皇誕生日である12月23日です!
場所は皇居で開催されます(^^)
参賀者は9:30〜11:20に皇居正門(二重橋)から参入し、会場である宮殿東庭へ。
帰りは、坂下門/桔梗門/大手門/平川門/北桔橋門から退出になります。
天皇陛下がお出ましになる時間は10:20/11:00/11:40頃と午前中に3回です。
3回とも同じ内容なので、どれか1つ見れたら十分です♪
午後にも一般参賀がありますが、記帳のみで天皇陛下を見ることは出来ません(´-ω-`)
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服装
皇居に入りますし、 天皇陛下と会うのでどんな服装していったらいいのか悩んでしまいます…
会うと言っても遠目ですが(笑)
服装は一般的な私服でOKです(^^)
定番の日の丸国旗はボランティアの人が配っているので持参する必要はありません。
一般参賀にはたくさんの人が来るので皇居内を早足で移動する事になります。
特に服装で気にすることはありませんが、歩きやすい靴で行くのがおすすめです!
途中手荷物検査とボディチェックがあります。
そこでペットボトルや瓶は没収されてしまうので持っていかないようにしましょう。
また参大きな荷物やキャリーバックは預かり所で預けないといけないので、持っていかないといけない場合は最寄り駅などに預けてくる方がいいでしょう!
皇居を退出した後に受け取りに戻らないといけないのも面倒なので...
アクセス
皇居と言っても広いのでいろんな行き方がありますが、一般参賀の参入門である皇居正門(二重橋)は
千代田線二重橋前駅より徒歩3分
有楽町線桜田門駅より徒歩2分
三田線・千代田線・日比谷線・日比谷駅より徒歩3分
とアクセスの手段は色々あります。
ただ、二重橋駅に駅はかなりの混雑が予想されるので他の駅を利用するのがおすすめです(^^)
東京駅からも約20分ほどなので、お散歩がてら歩いてもいいかもしれませんね♪
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注意事項など
皇居内は一方通行で逆流禁止です!
人が多ので普通に無理ですが、しようとすると警備の人にものすごく怒られます...
皇居内の普段見れない場所も通るので撮影したい!という人もいると思いますが、自撮りや立ち止まっての撮影は禁止!
混雑を招きますからね(´-ω-`)
撮影したい場合は歩きながら撮影しましょう♪
進む列の右側にいると撮影しやすいですよ(^^)
混雑具合ですが、天皇誕生日の一般参賀には毎年3万人ほど集まります。
お出ましが3回なので、それぞれ1万人ほど...
これだけの人が皇居正門(二重橋)から宮殿東庭へ移動するのでもちろん混雑しますし、時間もかかります。
ですので、お出ましの時間の1時間前には皇居に到着しておくのがいいでしょう!
内容は同じなので1回目に間に合わなければ2回目を見ればいいのですが、天皇陛下を近くで見たい!という人は1回目が終わってみんなが帰ろうとする中前進し、どんどん前方へポジションを移していく上級者も...
出口付近にいると逆流になってしまうので、正面あたりで待機するのがいいですね(^^)
間40分程待つのですが、ぎゅうぎゅうで待つため倒れる高齢者の方も('ロ'('ロ'('ロ'('ロ' )!!!
中央は戦場と化すので健康であっても高齢の方はご注意下さい...
《まとめ》
いかがでしたか?
今生天皇の誕生日を祝う天皇誕生日。
天皇陛下が崩御し、皇太子殿下が即位される度に日にちが変わってきました!
祝日ではなくなる事もあれば、明治天皇や昭和天皇のように「文化の日」「昭和の日」と祝日として残る事もあります(^^)
天皇誕生日に行われる一般参賀は、国民が天皇陛下へお誕生日のお祝いをする行事とともに天皇陛下を生で見れる年に2度しかない機会です。
天皇誕生日が祝日として制定された1948年(昭和23年)から行われてきました!
天皇陛下がお出ましになる時間は10:20/11:00/11:40頃と午前中に3回で、とても混雑するため1時間前には皇居に到着しておくのがいいでしょう♪
普段テレビの中で映像や写真でしか見たことない天皇陛下を拝見できる機会があるのは国民にとっても嬉しいことですよね(^^)
お祝いの気持ちを持って皇居に足を運んでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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