11月が旬の野菜・魚・果物
2018/07/11
11月になると秋を充分に感じながら、冬の訪れを感じる季節です。
どんどん気候も寒くなって来ますよね...
秋から冬にかけては旬を迎える食材が多いんです♪
「食欲の秋」ともいいますしね(^^)
やはり旬の食材は格別!
味も1番美味しいですし、栄養も豊富です♪
その時期に旬の食材を食べることで病気をしにくくもなりますよ(^^)
今回は、11月の旬の野菜・魚・果物をご紹介します〜!
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11月が旬の野菜
薩摩芋(サツマイモ)
さつまいもの旬は9〜12月の秋から冬にかけて。
収穫直後がおいしい!と言うわけではなく、 貯蔵して少し乾燥させることで甘みが増して美味しくなります(^^)
そのため、さつまいもは8〜10月に収穫し1ヶ月ほど熟成させた11月頃が1番美味しく食べれます♪
さつまいもは「薩摩の芋」と書く通り、鹿児島から国内全土に広がったお芋で、生産量はダントツです!
さつまいもはビタミンCや食物繊維が豊富で、ビタミンE・カリウム・カルシウム・マグネシウム・銅などのミネラルも含まれています!
ビタミンCはイモ類トップの含有量なんですよ(^^)
さつまいもに含まれる栄養素の多くは、皮または皮と実の間に多く含まれています!
ですので、皮を剥いて食べるのはもったいない...
石焼き芋よりも皮がついたまま食べれる調理法がおすすめです♪
また、痩せて細いものやひげ根がたくさん残っているものは、繊維質が多く食感が良くないので避けた方が良いでしょう。
南瓜(カボチャ)
かぼちゃは、収穫時期と美味しい食べ頃の時期の2つの旬があります。
収穫時期の旬は5〜9月、食べ頃の時期は9〜12月となります(^^)
かぼちゃはハロウィンのイメージが強いので秋野菜と思われがちですが、実は夏野菜。
収穫のピークは夏ですが、採れたてのものは甘みがありません…
さつまいも同様、1〜3ヶ月ほど貯蔵することで甘みが増すため秋に食べることが多いんですね♪
11月頃が1番甘みがあり、美味しく食べれますよ(^^)
かぼちゃは「冬至に食べると病気知らず」「冬至に食べると長生きする」と言われるほど栄養価が高い食材です♪
冬至についてはこちらをどうぞ。
かぼちゃには野菜平均の約4倍のβ-カロテンを含んでおり、体を酸化から守る抗酸化作用によってがん予防や老化予防の効果が期待できます!
ビタミンEも野菜平均より約3倍も多く、野菜の中ではトップクラスです。
他にも食物繊維やルテインなど女性に嬉しい栄養素がたくさん含まれています(^^)
牛蒡(ゴボウ)
ゴボウの旬は地域によって異なります!
関東より北の地域は11〜12月、関西地方は2〜3月に旬を迎えます。
品種が違うわけではなく同じゴボウなのに旬が違うというのは面白いですね!
関東より北のゴボウは長く、関西地方のゴボウは「若牛蒡」とも呼ばれ短いのが特徴です(^^)
ゴボウには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれます。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、ほとんどの食材が不溶性食物繊維なのですが、ゴボウはどちらの食物繊維も含んでいるんですよ\(^o^)/
他にも、血流量を増加させるアルギニンや強い抗酸化作用をもつクロロゲンなどが含まれています♪
栄養豊富なゴボウですが、世界でも食用するのは日本と台湾だけと言われています(-_-;)
11月が旬の魚
鰻(ウナギ)
土用の丑の日にうなぎを食べることから7月が鰻の旬だと思われるが、天然うなぎの旬は10〜12月。
冬を越すために脂肪を蓄えるため、身が柔らかくなり美味しくなります(^^)
実は1番天然うなぎが美味しくない時期が夏…
江戸時代末期、旬の過ぎたうなぎが売れない事を万能学者として有名だった平賀源内に相談し、行った販売戦略が土用の丑の日。
旬でもなんでもないんです…(´-ω-`)
ただ現在では養殖のうなぎも多いため、夏も美味しいうなぎが食べれます♪
土用の丑の日についてはこちら。
スーパーで買ったうなぎの蒲焼を美味しく温める方法も紹介してますので是非参考にしてみて下さい(^^)
うなぎにはビタミンAがとにかく豊富で、細胞のガン化を防いだり免疫力を高める働きがあります!
他にも身体の機能を正常に整えるビタミンB群やミネラルも豊富で、夏バテ防止に最適なので旬ではありませんが夏に食べるのは効果的です♪
柳葉魚(シシャモ)
ししゃもの旬は11〜12月と短い。
北海道の太平洋沿岸に生息しており、鮭同様川を遡って産卵します。
この時期は産卵のためにたくさんエサを食べ、冷たい水の中を一生懸命遡るので身が引き締まっています!
最近では北海道産ししゃもは減少し高級化しており、日本市場に出回っているものはカナダやノルウェー産の「樺太(からふと)ししゃも」と呼ばれる「カペリン」という魚がほとんど(´-ω-`)
スーパーや居酒屋で丸干しや干物として提供されるものは、ほぼカペリンと言えます。
ししゃもと思って食べていたけど他の魚だったということもあるんですね…
どちらも美味しいのですが、やはりカペリンに比べると本物のししゃもは一味違います!
ししゃもは丸ごと食べられるため、豊富なカルシムウを摂取することができます(^^)
DHA・EPAはもちろん、ビタミン・ミネラルも豊富です。
伊勢海老(イセエビ)
海老の王様、伊勢海老。
高級品とされているためなかなか食べる機会はありませんが、旬は10〜1月。
水温が下がるこの時期が身が引き締まり最も美味しいと言われます♪
伊勢海老というだけあって産地の本場は伊勢地方(三重県)です。
産卵期は禁漁になるため漁が再開されるのは10月からで、いつでも食べれるというわけではない。
伊勢海老は、高タンパク・低カロリー・低コレステロールの上、コラーゲン・カルシムウム・ビタミンEを豊富に含んでいます(^^)
最近アンチエイジング成分として注目されているアスタキサンチンも含まれており、栄養面でも王様ですね!
梭魚(カマス)
かますの旬は夏と冬の2回で、夏はアオカマス(ヤマトカマスとも呼ぶ)、冬はアカカマスと呼ばれます。
アカカマスの産卵期は初夏から夏で、秋から初冬にかけて脂がのってくるため美味しいです♪
アオカマスは脂が少なく、塩焼きや干物にされることが多い。
カマス1匹で1日に必要なビタミンDの量が摂取できるほど豊富に含まれており、ビタミンB群やタンパク質、DHA・EPAも一緒に摂取できます(^^)
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11月が旬の果物
林檎(リンゴ)
りんごの旬は10〜12月で、おおむね秋から冬にかけて。
冷蔵により収穫後3ヶ月以上も貯蔵が可能なため、店頭に並ぶ時期はかなり幅があります。
おしりまで色付いていて、柄の太いものが美味しい(^^)
テカリが強過ぎるものは避けた方がいい…
「1日1個のりんごは医者いらず」と言ったように、りんごには特に健康に対して優れた効能を持っています。
何かの栄養成分がずば抜けて含まれているというわけではなく、ビタミン・ミネラル全般がバランス良く含まれているんです!
りんごの皮には抗酸化成分であるポリフェノールがたくさん含まれているため、皮を剥かず生で食べるのがおすすめ♪
蜜柑(ミカン)
ハウス栽培も盛んなのでほぼ通年出回りますが、みかんの旬は11〜1月です。
扁平でヘタの切り口が細いものを選ぶと良い(^^)
みかんは、他の果物に比べてβ-クリプトキサンチンとβ-カロチンが豊富に含まれています。
β-クリプトキサンチンはあまり聞きなれないですが、近年注目されている栄養成分で強い抗酸化作用を持ち、発がん物質からの細胞を保護する効果があります!
他にも骨粗鬆症発症リスクの低下、肝機能障害や動脈硬化の予防、免疫力を高める効果が期待できます♪
11月の旬を使ったおすすめレシピ
11月の旬の食材をご紹介しましたが、どうやって食卓に出そうか悩んでしまいますよね?
果物はデザートとして生で出してもいいですが(^^;)
今回は11月が旬の野菜と魚を使ったレシピを厳選してご紹介します\(^o^)/
薩摩芋とレンコンの甘酢しょうゆ
さつまいもは皮のまま、冬野菜のレンコンと一緒に(^^)
レンコンも11月から旬を迎える野菜です。
鶏肉や豚肉を入れるとメインにもなるのでおすすめの一品♪
<材料(3人分)>
さつまいも(小):1本(200g)
れんこん:1節(150g)
★しょうゆ・砂糖:各大さじ2
★酢:大さじ1
ごま(仕上げ用):たっぷり
片栗粉:適量
<作り方>
①下準備
さつまいもとれんこんは1cm幅に切る(大きい場合は半月切り)
それぞれ片栗粉をつけるが、さつまいもは水にさらしてからつける
②焼く
多めの油を熱したフライパンでそれぞれコンガリ焼く
どちらも焼けたら1つにまとめる
★を入れて一煮立ちさせ、タレを絡める
※焦げやすいので注意!
③出来上がり
仕上げのゴマを振ってから盛り付け♪
ほうれん草と鮭のWチーズグラタン
ほうれん草と言えば、おひたしやごま和えなどが定番ですが、グラタンにすると夕食のメインに\(^o^)/
鮭も9〜11月の秋が旬になります♪
<材料(4人分)>
鮭:2切
ほうれん草:1袋(細6束くらい)
マッシュルーム:小缶1 個
ファルファッレ(リボン型ショートパスタ):150g
ホワイトソース:2缶
パルメザンチーズ:大さじ2〜3
とろけるチーズ:適量
<作り方>
①下準備
ほうれん草は切ってさっと茹でる(レンチンでもOK)
鮭はグリルなどで軽く焼き、ほぐしておく
ファルファッレは茹でて湯切りをする
②混ぜ合わせる
とろけるチーズ以外の材料をボールに入れて混ぜる
③焼く
耐熱容器に混ぜ合わせたものを流し込み、上にとろけるチーズを好きな量乗せる
オーブンで焼き色がつくまで焼く
280℃で8〜10分程度
④出来上がり
ししゃもの南蛮漬け
旬のお魚は脂がのっているので焼くだけでとっても美味しいです(*^^*)
ただししゃもは焼くだけではおかずと言うよりおつまみ...
南蛮漬けにするとお子さんも食べれるおかずになりますよ♪
<材料(2〜3人分)>
ししゃも:10尾くらい
サラダ油:小さじ1
新玉ねぎ:1/2個(100g)
にんじん:1/3本
ビーマン:1個
★米酢:100ml
★だし汁:100ml
★きび砂糖:大さじ2と1/2
★しょうゆ:大さじ1と1/2
★塩:2つまみ
<作り方>
①下準備
★を混ぜ合わせて、フライパンで一煮立ちさせバットに移す
玉ねぎは繊維に沿ってスライス切り
にんじんは千切り
ピーマンは種を取って細切り
★のバットに切った野菜を入れておく
②ししゃもを焼く
フライパンにサラダ油を入れて中火で温める
そこにししゃもを入れ両面しっかりと焼く(魚焼きグリルでもOK)
③漬け込む
焼けたししゃもを★のバットに入れ漬け込む
先に漬けておいた野菜はししゃもの上に乗せる
④冷やす
空気が入らないようにピッタリとラップをして粗熱をとる
熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やす
⑤出来上がり
《まとめ》
いかがでしたか?
本格的な冬がやってくる11月。
身体を温める食材や身体の機能を調える食材が多いですね(^^)
旬の食べ物は栄養も豊富なので積極的に食べたいです!
おすすめレシピもご紹介しましたが、毎日の食卓のことなのでコレだけじゃ足りないという人はレシピ本もおすすめです\(^o^)/
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ネットでもたくさん検索できますが、逆に多すぎて悩んでしまうんですよね...(笑)
レシピ本だと厳選されているので選びやすいですし、プロの料理研究家の人が作ったレシピなので間違いありません!
秋から冬に移る11月の季節を感じながら、栄養豊富で味の良い旬の食べ物を堪能して下さい♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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