2019年のお月見はいつ?由来やお供えについて
2019/01/27
春はお花見、秋はお月見。
花札の絵札にもあるように昔から慣れ親しんだ日本人の習慣です♪
お花見みたいに「みんなで集まってお月見しよう!」とはなかなかなりませんが、秋が近づくとお月見の季節だなとワクワクしますよね(^^)
しかし、
お月見っていつでもいいの?
なぜするようになったの?由来は?
何をお供えしたらいいの?
などよくよく考えると分からないことがいっぱい(笑)
今回は、お月見についてまとめてみました\(^o^)/
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お月見とは?
お月見と言えば、満月ですよね(^^)
満月は年に12回または13回しか見れないって知ってましたか?
月に1回程度なんですね!
その中でも最も空が澄み渡り月が明るく美しく見える日を「十五夜(じゅうごや)」といい、この日に見られる月を「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」と呼びます♪
そういえは「十五夜お月さん」という歌がありますね!
どういう歌詞だったかな?と検索してみると結構悲しい歌詞だったのでビックリしました〣( ºΔº )〣
お月見の歌ではなかったんですね...
お月見はいつするの?
月が最も明るく美しく見える「十五夜」にお月見をするのですが、いったいいつなのでしょう?
十五夜は旧暦の8月15日を指します。
現在の暦だと月遅れの9月15日かな?と思いますが、実際には9月上旬〜10月上旬になります。
これは月の満ち欠けを基準にしてた旧暦と太陽の動きを基準にした現在の暦ではズレが生じるため、毎年日にちが変動するんです。
2019年はいつ?
では、2019年はいつお月見をするの?と思いますよね!
2019年の十五夜は、9月13日(金)です。
先ほども述べたように、お月見と言えば満月のイメージですが十五夜の月が必ず満月という訳ではないんです!
これは月と地球の公転軌道の関係で月の満ち欠けが14〜16日間と、満月になるのに日数が異なるため…
誤差は1〜2日なので目で見て満月かどうかはあまり気にならないかもしれません。
必ず満月になるという訳ではありませんが、満月の事が多いのは事実です(^^)
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お月見の由来は?
月を鑑賞する風習は、中国・唐時代から「秋の収穫を感謝するため」に始まったとされています。
この風習が平安時代の初期に日本に持ち込まれ、徐々に規模が大きくなっていきました。
当時のお月見は詩歌や管弦を楽しみ酒を飲むといった催しでしたが、室町時代に入ると簡素になっていき月を拝んでお供えをするという風習が生まれました!
現在のお月見は室町時代の風習が強いですね(^^)
また、日本独自の風習として旧暦の9月13日を「十三夜(じゅうさんや)」と呼び、この日にもお月見をしました。
年に2回お月見をしてたんだΣ(・ω・ノ)ノ
十五夜をしたなら必ず同じ場所で十三夜もしなければならないという言い伝えもあって、片方だけのお月見を嫌う風習もありました。
この風習を上手く使ったのが江戸時代の遊郭。
十五夜と十三夜にお祝いをし、どちらか片方しかこない客は縁起が悪いと遊女たちに嫌われたそうな…
次の約束(十三夜)を確実にするために、有力な客を十五夜に呼ぶ風習があったそうです(笑)
何をお供えするの?
お月見の日は分かりましたが、いったい何をしたらいいのでしょうか?
お月見の日には月見団子・ススキ・収穫した野菜や果物を月が見える場所にお供えしましょう(^^)
昔のお家であれば縁側とかですかね?
供え方は、お月さんから見て左側にススキや収穫したもの、右側に月見団子を並べるのが基本です♪
このお供えするものもちゃんと意味があるんですよ!
月見団子
お月見と言えば、月見団子ですよね\(^o^)/
丸い団子が月を表していると言われます。
十五夜では、十五にちなんで一寸五分(約4.5cm)の大きさの団子を15個お供えします♪
1年の満月の数にちなんで12個(閏年は13個)だったり簡略して5個だったり、地域によって違うので確認してみてくださいね!
月見団子は三宝(さんぽう)と呼ばれるお供え用の台に並べます。
三宝には3ヶ所穴が空いているのですが、空いていない方をお月さんに向けましょう!
三宝が無い場合は、お皿やお盆に白い紙(天紙や半紙など)を敷いて並べてもOKです(^^)
一般家庭にはなかなか三宝はないですよね(笑)
詳しくはお月見団子の簡単な作り方と飾り方を参考にしてみて下さい♪
ススキ
ススキは作物や子孫の繁栄を見守ってくださる月の神様が宿る「依り代」と考えられています。
本来は稲穂をお供えしたいのですが、稲刈りの前にあたるため稲穂に似たススキを飾るようになりました♪
また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされています!
そのため、お月見のススキには悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められているんですよ(^^)
収穫した野菜や果物
十五夜は「芋名月」とも呼ぼれ、芋類の収穫を祝う地域もあります。
そのため、収穫した里芋やさつまいもをお供えして収穫に感謝します(^^)
また、蔓(つる)のある野菜や果物をお供えすると月の神様との繋がりが強くなると言い伝えられています。
さつまいもや葡萄はピッタリですね♪
《まとめ》
いかがでしたか?
2019年の十五夜は、9月13日(金)です。
お花見に比べ風習が薄れている気もしますが、由来や意味を知るとお月見もちゃんとしようという気持ちになります(^^)
秋の収穫を感謝しつつ、家族の健康をお祈りするのがお月見です。
毎日忙しくなかなか月をゆっくり見る機会も少ないですが、この日だけはゆっくりと月を愛でてみるのもいいのではないでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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