端午の節句で飾る兜や鯉のぼりはいつ処分するの?供養の仕方は?
2017/12/04
男の子のいる家庭では端午の節句(こどもの日)に毎年兜こいのぼりを飾ります(^^)
しかし、子供が大きくになるにつれてだんだん飾らなくなってしまったり、ずっと押し入れに入れたまま…というご家庭も多いのではないでしょうか?
しかし、
兜や鯉のぼりってどう処分していいのか?
いつまでがお役目なのか?
分からないですよね(´-ω-`)
今回はそんなお悩みを解決するために、兜や鯉のぼりの処分の仕方や供養についてまとめてみました(^^)
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端午の節句で飾る兜や鯉のぼりの意味
端午の節句で飾る兜やこい鯉のぼりは、それぞれ内飾り・外飾りと言って、我が子の幸せや出世お願い、厄を代わりに受けてもらうために飾られます。
日本では昔より季節の変わり目を「節目」とし、災害をもたらす邪気が入りやすいと考えられていました。
そのため節目のたびに、邪気払いや厄払い行い皆の幸せを願う行事を行ってきました。
お正月や節分、ひな祭りもその一つです(^^)
端午の節句についてはこちらを参考にして下さい♪
兜は子供の身代わりに厄を受ける「お守り」として、鯉のぼりは立身出世(りっしんしゅっせ)を願って飾られるものなので、飾らなくなったからといって粗末なことはできないですよね…(^^;)
兜や鯉のぼりのお役目はいつまで?
兜や鯉のぼりのお役目はいつまでなのでしょう?
また、いつまで飾るものなのでしょうか?
それによって処分する時期も変わってきますよね!
端午の節句飾りは、男の子が無事に成長するのを祈って飾るものなので何歳までと言う決まり事はありません。
諸説あるようですが、最初の区切りとして7歳まで飾るという説があります。
これは七五三のお祝いと同じで、昔の子供は7歳までの死亡率が非常に高く「7歳までは神のうち」という言葉もありました。
そのため、7歳を迎えられたら無事に大人になるだろうと考えられていました。
この名残が残っていて、7歳まで飾るという家庭もあります。
他にも、昔の風習だと15歳〜17歳で元服を迎えると大人とみなされていたので15歳まで、今の成人にあたる20歳までという説もあります。
一般的にも小学生〜中学生頃まで飾るという意見が一番多かったです。
飾ることが無くなれば、お役目が終わったということになりますが、必ずしも処分しなければならないものでもありません。
ただし、男の子が生まれたからといって自分の兜や鯉のぼりを引き継ぐと言うのはNGです!
端午の節句飾りは1人の男の子に対して身代わりで厄払いをしてきたものになるので、男の子が産まれればまた別の兜と鯉のぼりを用意しましょう!
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兜や鯉のぼりはどうやって処分したらいいの?
しかし、毎年飾るわけでもなく放置するくらいなら「お役目ご苦労様」「ありがとう」と供養された方が良いと思います(^^)
神社やお寺では「人形供養」を行っているところもあります。
まずは近くの神社やお寺で人形供養を行ってるか聞いてみてください。
ただ人形は行っているが兜は行っていないという場合もあるのでちゃんと確認したほうがよさそうです!
一般的には供養料を納めて引き取ってもらえますので、それも一緒に確認しましょう(^^)
大きな神社であれば供養料を提示しているところもありますが、そうでない場合は確認をしても「お気持ちでお願いします」と言われてしまいます…
そのお気持ちがいくらくらいか知りたかったのですが…(´-ω-`)
人形供養料は人形だけだと1体1,000円くらいが相場ですが、兜の場合は燃えないので3,000〜5,000円くらい納めるといいでしょう!
しかし、実際に人形供養に行けない場合は人形感謝(供養)代行サービスというものがあります。
これは一般社団法人「日本人形協会」が日本郵政と提携し、代行で供養を行ってくれるサービスです(^^)
電話・webサイトで申し込みをすると、お人形差出キットが送られてくるので、それに梱包し集荷してもらうものです。
もちろん兜も鯉のぼりも受付てくれます!
ただガラスケースなどは受付できないので、気をつけて下さいね。
人形感謝(供養)代行サービス
一般社団法人「日本人形協会」公式HP:http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/index.html
鯉のぼりは寄付出来る!
近くの幼稚園や小学校で受け付けてくれる場合もありますが、地域の鯉のぼりイベントで使用するために寄付を募っているところもあります!
『こいのぼり_寄付_(地域)』と検索すると出てくると思います(^^)
地方に行くと川岸などにずら~っと鯉のぼりを泳がせている景色を見ることがありますよね?
これは寄付で集まった鯉のぼりを泳がせているんです♪
鯉のぼりの寄付は基本郵送になるので、少し遠い場所であっても問題ないかと思います。
関東では、久里浜商店街が不要となったこいのぼりの寄付を呼びかけています。
小型のものは商店街で、大型のものは横須賀にある「くりはま花の国」のポピーフェスタで第二の人生が待っています♪
久里浜商店会 事務所
〒239-0831
神奈川県横須賀市久里浜4-8-15
久里浜商店会宛(着払可)
詳細は【046-834-5488】へ電話してみてください♪
関西では、大阪NPO法人夢の会で「鯉のぼりあげ活動」に使う鯉のぼりを募集しています!
大阪NPO法人 夢の会
〒584-0069
大阪府富田林市錦織東2-12-8
株式会社セイコム内 西端宛(着払不可)
0721-25-2728
〒584-0069
大阪府富田林市寺池台1-9-60 金剛ショッピングモール115
みんなの保険者内 占部宛(着払不可)
0721-28-9149
詳細は【npoyume@yahoo.co.jp】へメールで問い合わせしてみてください♪
自分が住んでいる場所の近くであれば、毎年端午の節句の時に見に行くのもいいですよね(^^)
検索してみると寄付を募っている先が結構あるので、ただ供養するだけではなく地域活性のためにも鯉のぼりが活躍出来るようにするのもいいですね♪
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鯉のぼりの竿(ポール)や兜のガラスケースなどは?
鯉のぼりの竿や兜のガラスケースなどの処分は、地域の粗大ゴミの捨て方どおりになります。
端午の節句飾りと一緒に供養しているくれるところもありますが、ほとんどがお飾りのみで竿やケースは一緒に処分してくれません...
竿やケースは粗大ゴミとして処分しても、特に気にすることはありません(^^)
地域にもよりますが、どちらも1,000円以内で引き取ってくれますよ!
これも『粗大ごみ_(地域)』と検索すると出てくると思います。
《まとめ》
いかがでしたか?
端午の節句飾りである鯉のぼりや兜は「我が子の幸せや出世を願い、厄を代わりに受けてもらうため」に購入し、毎年飾られます。
両親や祖父母からの愛情がいっぱい詰まったものになります♪
そのため、飾らなくなったからといって普通にゴミとして出せない特別なものです。
しかし、ずっとタンスにしまっておく訳にもいかないですよね…(^^;)
しかも雛人形と違って、鯉のぼりや兜はお役目が終わるのが早いです…
「ご苦労様」「今までありがとう」と感謝の気持ちを込めて供養をしてもらったり、寄付をして第二の人生を送ってもらいましょう(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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