10月が旬の野菜・魚・果物
2018/07/08
10月にもなると秋本番!
特別暑い日もなければ寒さを感じることもない、とても過ごしやすい季節です。
「スポーツの秋」「芸術の秋」「読書の秋」と色んな秋がありますが、やっぱり「食欲の秋」ですよね\(^o^)/
「食欲の秋」と言われるだけあって秋は旬の食べ物が多いんですよ♪
しかし、最近ではハウス栽培などで年中色んな種類の野菜や果物を買うことが出来るので、旬が分からない…(´-ω-`)
旬の食べ物だと季節を感じますし、1番味も良く栄養も豊富です!
それなのに価格が安いのも嬉しいところ(笑)
今回は10月が旬の野菜・魚・果物を知ろう!ということで、ご紹介させてもらいます\(^o^)/
秋の味覚を堪能しましょー!
10月が旬の野菜
松茸(マツタケ)
高級食材なのでなかなか食べる機会は少ないですが、松茸が市場に出回ってくると秋だな〜と感じますよね(^^)
まさに秋の味覚の王様!
旬は9〜10月頃と短いです。
日本各地で採れる松茸は、紅葉と同じく北海道から始まり徐々に日本列島を南下します。
九州など温暖な地域では11月中旬まで採れることがある。
松茸は人工栽培ができないため、旬の秋にしか食べれないんですよ!
秋以外の松茸は輸入品で中国、アメリカ、カナダ、トルコ、モロッコ産などがあります。
松茸の最大の特徴である香りは収穫後時間とともに失われていくので、収穫してから日が経っている輸入品は香りが弱い。
香りを楽しむためにも新鮮なうちに食べたいですね(^^)
松茸の香りはマツタケオールとメチルシンナメートという成分で、この2つの香り成分には食欲増進効果があり、さらに消化酵素の分泌を促す働きもあります♪
他にもビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれているため体力・免疫力・臓器の機能を向上させます!
また、松茸をはじめとするキノコ類には食物繊維が多く含まれています。
占地(シメジ)
「香りマツタケ、味シメジ」と称されるほど占地も秋の代表格!
しかし、ここで言われる占地は「本しめじ」の事で、人工栽培が困難なため高価…
スーパーなどでよく見かけるのは「ぶなしめじ」で、ほとんど人工栽培のため実質旬はありません(´-ω-`)
椎茸(シイタケ)や舞茸(マイタケ)も旬になりますが、同様です。
きのこ類は全体的に食物繊維が豊富に含まれているのですが、松茸、しいたけに次いでしっかりと食物繊維が含まれています♪
食物繊維は腸内細菌のエサとなるので腸内環境を整え、便秘解消にも効果があります(^^)
青梗菜(チンゲンサイ)
青梗菜の旬は2回あり、3〜5月にかけての春と10〜11月にかけての秋。
気温が下がるギリギリの晩秋が1番美味しいので、10月に食べるのがおすすめです(^^)
寒暖差に強く生育が早いため、北海道から沖縄まで全国で盛んに栽培されています♪
元々は中国の野菜で、1970年ごろに日本に伝わりました。
青梗菜にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、免疫力を上げることで風邪予防や生活習慣病の予防が期待できます!
青梗菜に含まれる栄養素で代表格と言えば、β-カロテン。
β-カロテンはビタミンAの前駆体で、体内でビタミンAが不足するとビタミンAに変化します。
ビタミンAはドライアイや鳥目など目の健康におすすめの栄養素です♪
ビタミンAは油溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率が上がります!
茹でる際に油を加えたり、炒め物にすると良いですよ(^^)
10月が旬の魚
秋刀魚(サンマ)
秋の味覚を代表する魚と言えば秋刀魚\(^o^)/
名前に「秋」と 入ってますしね!
旬は9〜10月と短く、オホーツク海から本州へ南下する秋が1番脂がのっていて美味しいです♪
11月中旬に伊豆半島まで南下すると脂が減って加工用になります...
脂がのった秋刀魚はDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれており、他にも良質のタンパク質やビタミンも多く含まれています(^^)
DHA・EPAは不飽和脂肪酸の1種で、血管の柔軟性を高めたり、血をサラサラにする作用があります♪
血管系の病気予防にはピッタリですね!
鯖(サバ)
鯖の旬は10〜2月になります。
この時期に日本近海で採れる「真鯖」は「秋サバ」「寒サバ」と呼ばれ、産卵を終えて1番脂がのっている時期になるのでとても美味しいです!
鯖には体に黒い斑点がある「ゴマサバ」という種類もあります。
ゴマサバは1年中採れるお魚ですが、あまり脂がのっていないので「真鯖」の方が美味しいです。
鯖は鮮度が非常に落ちやすい魚なので、釣った直後にしか刺身は食べれません…
目の透明度が高いものが鮮度が良いので、しっかり選びましょう!
他にも焼魚や煮魚、味噌煮、しめ鯖など食べ方もたくさんあります(^^)
栄養素は秋刀魚同様、ビタミンとDHA・EPAが豊富♪
ミネラルの1種であるセレンやビタミンB12・ビタミンDも多く含まれています。
鮭(サケ)・イクラ
鮭は種類によって旬が異なりますが、だいたい9〜11月頃の秋に旬を迎えます。
一般的に日本で鮭と言うと「白鮭」を指しますが、他にも「銀鮭」「紅鮭」「キングサーモン」「サクラマス」「カラフトマス」など様々な種類があります。
冷たい水の中を一生懸命さかのぼって身が引き締まり、筋力のある鮭を食べることができるのは10月中旬ごろ!
産卵に備えエサもいっぱい食べるので脂ものっていますし、腹子へ栄養がどんどんいくので濃厚でコクのあるイクラを食べることが出来ます(^^)
ただ産卵直前だと腹子にばかり栄養がいって、身肉の味は落ちてしまうので注意です…
イクラも鮭と同じ時期が旬になります。
年中スーパーなどで見かけますが、あれは秋に獲れたイクラを大量に冷凍して1年通して流通させているんですよ。
生のイクラを食べれるのは旬の時期だけなんです!
鮭にはアスタキサンチンという強い抗酸化作用のある栄養素がたくさん含まれており、細胞の酸化を抑えて老化を防止したり、がんや動脈硬化を予防する働きがあります。
通常、イワシや鯖などの青魚に多く含まれるDHA・EPAですが、鮭にも意外と多く含まれています(^^)
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10月が旬の果物
柿(カキ)
秋の果物と言えば、柿!
10〜11月の秋に旬を迎える果物です。
オレンジ色の実を見ると秋を感じますよね(^^)
柿は奈良時代から栽培されてきた果物で、渋柿が源泉です。
私たちがよく食べる甘柿は渋柿の突然変異で、実が熟すにつれ甘くります♪
ヘタが実に張り付いて4枚揃っていて、実が色鮮やかで形が整っているものが美味しいと言われています!
「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど栄養価も豊富で、特にビタミンCの含有量は果物の中でトップクラスで疲労回復や風邪予防にも期待できます♪
洋梨(ヨウナシ)
西洋梨は和梨と中国梨の東洋種系と並ぶ梨の一種で、西洋梨とも呼ばれます!
種類も豊富なのですが、1番有名なのはラフランスですよね(^^)
洋梨の主な旬は9〜12月で、ラフランスは10月が旬になります♪
洋梨は木の上で成熟しない特性があるため青いうちに収穫し、追熟させることで美味しくなる果物です。
この時の温度がとても重要です!
買ってきた時にまだ固い状態であれば、乾燥しないように紙袋に入れて15〜20℃前の室内に置いて追熟させましょう。
ラフランスは食べ頃になると芳醇な香りを発しますよ♪
洋梨は炭水化物が多く含まれていますΣ(・ω・ノ)ノ
炭水化物はご飯やパンのイメージですが、食物繊維+糖質のことです。
洋梨は炭水化物の50%が果糖・ショ糖・ソルビトールなどが含まれ、甘みを形成しています。
食物繊維は和梨の2倍以上含有しており、不溶性食物繊維なので腸内に長く滞在し大腸がんの予防も期待できます♪
石榴(ザクロ)
ザクロは9〜11月の秋にかけて旬を迎えます。
あまり馴染みのない果物ですが、世界中で収穫され、日本では東北より南で収穫されます。
ザクロの原産地はイランやトルコなどの中近東で、日本には平安時代に輸入されました。
生薬としても重宝されてきたザクロですが、国内の栽培は非常に少なく殆どがアメリカ・カルフォルニア産やイラン産になります。
中に実が詰まっていることから「子宝の象徴」としても親しまれたようです(^^)
ザクロには、体内の水分代謝に深く関わるカリウムやコラーゲン生成に関わる銅といったミネラル類が豊富です!
他にも疲労回復を促進するグルタミン酸、目の疲れ回復と視力アップに効果的なつアントシアニン、女性に嬉しい天然植物性エストロゲンも含まれています。
《まとめ》
いかがでしたか?
どれも秋を感じる食材でしたよね♪
他にもたくさんありますが、人気の食材をそれぞれ紹介してみました(^^)
疲労回復や風邪予防に繋がる栄養素が豊富に含まれているものが多いので、夏の疲れを回復したり、これから寒くなる冬に備えるのにピッタリです!
気候も過ごしやすいので果物狩りに出かけたりするのもいいかもしれませんね♪
10月の季節を感じながら、栄養豊富で味のいい旬のものを是非堪能してみて下さい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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